Android向け広告ブロック機能付きYouTubeクライアント「Vanced」が開発終了

2022年3月16日 08:42

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記事提供元:スラド

caret 曰く、 Vanced 開発チームは 3 月 14 日、公式 Twitter アカウントのツイートで、Vanced の開発を終了し、数日中に公式サイトのダウンロード リンクを閉鎖すると発表した(Vanced Officialさんのツイート [1], Vanced Officialさんのツイート [2], Vanced Officialさんのツイート [3], The Verge, Engadget 日本版ITmedia NEWS, GIGAZINE)。
開発チームは、現在インストールされているバージョンは、2 年ほどは動作するとしているが、YouTube Premium に移行することを推奨している。

Vanced は、先日まで YouTube Vanced という名称で知られていた Android 向けの YouTube 非公式クライアントだ。公式 YouTube クライアントの改造版で、広告ブロック、バックグラウンド再生、ピクチャー イン ピクチャー (PIP) 再生といった通常は YouTube Premium メンバーシップ限定の機能が無料で利用できるほか、動画のスポンサー部分をスキップできる SponsorBlock の統合、Google が最近非表示化した 低評価カウンターを復活させる Return YouTube Dislike の統合、ダーク テーマのサポートなど、公式クライアントに搭載されていない追加機能も搭載しており、Android のパワー ユーザー間で人気を博していた。
開発チームが The Verge へ Discord でメッセージを寄せた内容によると、Google は最近、Vanced の所有者に停止を勧告する手紙を送り、開発者はアプリの配布と開発中止を余儀なくされたとしており、"YouTube" という表記を全て削除し、ロゴを変更し、YouTube に関連するすべてのリンクを削除するように Google に求められたという。

なお、本タレコミ執筆時点ではダウンロード リンクは利用可能だ。開発チームは「私たちは、これはあなたが聞きたかったものではないことを認識しているが、それが私たちがする必要があることだった。長年にわたり私たちをサポートしてくれて感謝する」と表明している。

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