関連記事
AMD、fTPM有効時にシステムの反応が短時間悪くなる問題認める
headless 曰く、 AMD の Ryzen プロセッサー搭載する PC でファームウェア TPM (fTPM) を有効にするとランダムに短時間反応が悪くなる問題の報告が増加していたが、ようやく AMD が問題を認めた(AMD のサポート記事、Neowin の記事、BetaNews の記事、The Register の記事)。
AMD によれば、問題は Windows 10 / 11 を実行する一部の Ryzen システムで発生するもので、マザーボード上の SPI フラッシュメモリ (SPIROM) で fTPM に関連する長時間のメモリ処理が断続的に実行され、処理が完了するまで一時的に応答を停止することがあるという。
影響を受ける PC では BIOS の更新が必要となり、AMD では 5 月初めから修正版が提供できると見込んでいるとのこと。更新可能なのは AMD AGESA 1207 以降をベースとしたマザーボードとなり、実際の提供時期はマザーボードメーカーによって異なる。
この問題の緩和策としてはハードウェア TPM (dTPM) への切り替えが紹介されているが、これにはマザーボードが dTPM のアドオンモジュールをサポートしている必要があり、切り替え時には BitLocker ドライブ暗号化をいったん無効化するか、データをバックアップしておく必要がある。
スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | ソフトウェア | バグ | AMD | 暗号
関連ストーリー:
Microsoft、非対応PCにWindows 11を入れるとウォーターマーク表示される機能が試験中 2022年02月24日
Microsoft、Windows 11評価版の仮想マシンを無償公開 2021年11月29日
企業で使われている Windows デバイスの半数以上が Windows 11 のシステム要件を満たさない 2021年10月04日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
関連キーワード