ジョン ローレンス サリバン 2022年秋冬ウィメンズコレクション - 肌理へのフェティシズム

2022年3月9日 17:46

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記事提供元:ファッションプレス

 ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)の2022年秋冬ウィメンズコレクションが発表された。

■冷徹さを破るテクスチャー

 今季のジョン ローレンス サリバンのテーマは、「DECADENTS」。ウィメンズのコレクションにおいては、端正なテーラリングをひとつの軸とはしつつ、冷え冷えと凍えるようなその冷徹さを破るような豊かな素材のテクスチャーが強調されている。

 たとえば、重々しく垂れ下がるように毛足の長いファー素材。オーバーサイズのロングコート、ロング丈やショート丈のプルオーバーなどの全面を覆い尽くすように、シュタイフ(Steiff)のシャギーファーを用いることで、ボリューム感ある佇まいに仕上げた。

 あるいは、ベルベットのように艶やかな光沢を放つ起毛素材。ドロップショルダーでAラインを描くロングコートに用い、光を返しては艶やかなきらめきを帯びるその素材感を存分に引き立てている。

 テーラリングでは、2022年春夏で登場したジャケットを秋冬らしい温かみのある素材感でアップデート。ウエスト上でカットしたようなショート丈のダブルブレストジャケットは、ピークドラペルでストライプ素材に。また、チェスターコートやダブルブレストジャケットには、サイドに大胆なスリットを施し、躍動感を演出している。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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