関連記事
福岡市、コロナ患者搬送ルート作成に量子コンピューター活用
福岡市がCOVID-19感染者を搬送するためのルートを作成する「新型コロナウイルス感染症患者移送行程表作成システムサービス」を1月8日から導入しているそうだ。このルート作成にはAIと量子コンピューターを組み合わせた関連の技術が用いられているという(日経クロステック、グルーヴノーツプレスリリース)。
この搬送ルートは、それぞれの患者情報をもとに、宿泊療養施設の空室状況や搬送車ごとの定員、患者自宅等の巡回経路・所要時間、搬送可能時間など、さまざまな条件を加味して職員の手により立案されてきた。通常は感染者に対して県が確保する宿泊療養施設への搬送計画を作成するのに、1日に9時間近くを必要としていたという。今回、量子コンピューティング技術を用いたグルーヴノーツのクラウドサービス「MAGELLAN BLOCKS(マゼランブロックス)」が元となっているという。このシステムの導入により、効率的な搬送計画の作成がワンクリックで完了するようになり、作成時間を5時間前後まで短縮することが可能になったとしている。
スラドのコメントを読む | テクノロジー | 医療 | 政府
関連ストーリー:
日本政府、人為的に台風の勢力を落とす「台風制御」の研究を支援 2021年09月18日
組合せ最適化と量子コンピュータに関する怪しい言説に研究者が間違いを指摘 2021年07月09日
従来の磁気冷却装置を代替可能な極低温冷却材「イッテルビウム磁性体」 2021年04月16日
中国科技大、光量子コンピュータの量子超越性を実証。Googleに次いで2番目 2020年12月07日
東芝など12事業者、量子暗号通信に関する研究開発委託事業に参加。総務省主導 2020年07月31日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク