マイクロドージングが米国で拡大

2022年2月16日 08:32

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記事提供元:スラド

米国で幻覚剤(いわゆる麻薬)を超微量摂取を接種する「マイクロドージング」なるものが流行っているようだ。幻覚を起こさせる量の5〜10パーセントを定期的に摂取することにより、精神的な苦痛を軽減したりすることを目指しているという。かつてはタブー視されていた幻覚剤が、米国の一般的な人たちに見直されつつあるとしている(ナショナルジオグラフィック日本版)。

使われているのはサイロシビン、LSD、アヤワスカ、メスカリンなどで名前を並べるとまずそうな内容。米国の法律でもこうした幻覚剤は違法扱いであるという。ただナショナルジオグラフィック日本版の記事によれば、医療分野においては承認される方向にあり、米食品医薬品局(FDA)から、一部はうつ病や心的外傷後ストレス障害(PTSD)の「画期的治療薬」の指定を受け始めているらしい。といってもこのマイクロドージングに関する科学的根拠は乏しい状態である模様。 

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