豪ドル週間見通し:強含みか、豪準備銀行理事会議事要旨や雇用統計に注目

2022年2月12日 15:05

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記事提供元:フィスコ


*15:05JST 豪ドル週間見通し:強含みか、豪準備銀行理事会議事要旨や雇用統計に注目
■強含み、早期利上げ観測や資源高を意識した買いが入る

今週の豪ドル・円は強含み。豪準備銀行(中央銀行)の早期利上げ観測、良好な企業決算を受けた米国などの株高、資源価格の先高思惑などが豪ドル買いにつながった。ただ、週末前にロシアによるウクライナ侵攻の可能性が高まったことから、リスク選好的な豪ドル買いは一服した。取引レンジ:81円41銭-83円99銭

■強含みか、豪準備銀行理事会議事要旨や雇用統計に注目

来週の豪ドル・円は強含みか。ウクライナ情勢の緊迫化が懸念材料だが、豪準備銀行(中央銀行)の1月理事会議事要旨や1月雇用統計が注目される。豪準備銀行は「経済が力強く推移すれば、年内に利上げするシナリオも」(ロウ総裁)と年内利上げの可能性に言及している。失業率は年内に3.75%に低下すると予想しており、雇用統計を受けて早期利上げ観測がさらに高まる可能性もある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・15日:豪準備銀行1月理事会議事要旨
・17日:1月雇用統計(12月:失業率4.2%、雇用者数増減+6.48万人)

予想レンジ:81円00銭-84円00銭《FA》

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