米サンアントニオ市議会、Microsoftが申請した樹木2642本の伐採を承認

2022年2月3日 12:15

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記事提供元:スラド

headless 曰く、 米国・テキサス州サンアントニオ市で、Microsoft が申請していた樹木 2,642 本の伐採許可を市議会が承認したそうだ(San Antonio Report の記事Windows Central の記事)。

サンアントニオ市では樹木保護条例により樹木の伐採が制限されているが、開発者は伐採の影響を緩和する基金に料金を支払うことで伐採が認められる。ただし、外来種を除く樹木の大木に関しては直径 6 インチ以上 (大型種では 10 インチ以上、小型種では 5 インチ以上) の「Significant Trees」を 20 % 以上、直径 24 インチ以上 (小型種では 12 インチ以上) の「Heritage Trees」を 20 % 以上残す必要があるという。

今回の申請は 33 エーカー (約 13 ヘクタール) の大規模データセンター建設計画に関するもので、Microsoft は規制対象の樹木を 2,642 本伐採する一方で 833 本を植樹し、基金に 147 万ドルを支払う。残る Heritage Trees は 4.5 %、Significant Trees は 3 % となるが、植樹した樹木が育てば樹冠に覆われる範囲は条例による最低限の既定値を上回るとのことだ。

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