11月のバイト時給、全国的に上昇 飲食や物流業界で人材需要が増加

2021年12月15日 07:38

印刷

 求人サイトを運営する各社が2021年11月度のアルバイト時給動向を発表し、人材需要が増加しているため多くの職種で時給がアップしていることが分かった。

【前月は】10月のバイト時給、全国的に上昇 最低賃金引き上げ効果か

■アイデムは東日本がマイナス

 8日、アイデムが「パート・アルバイトの募集時平均時給」を発表した。東日本エリアの平均時給は前年同月比28円減の1,199円。このうち関東4都県(東京、神奈川、埼玉、千葉)の平均時給は同24円減の1,223円だった。

 大分類の職種では7業種中、専門・技術職(東日本の平均時給:1,587円:前年同月比:81円減、以下同じ)のみマイナス。プラスだった職種では、販売・接客サービス職(1,056円、44円増)、事務職(1,073円、46円増)、製造関連・ドライバー職(1,097円、36円増)などで大きく時給が伸びた。

 西日本エリアの平均時給は同75円増の1,215円。このうち関西3府県(大阪、兵庫、京都)の平均時給は同78円増の1,219円だった。大分類では7職種全てでプラスに。特に専門・技術職(1,648円、196円増)、販売・接客サービス職(989円、36円増)、その他(1,057円、62円増)で大きく時給が伸びた。

■ディップは全エリアでプラス

 10日、ディップが「アルバイト平均時給調査」を発表した。全国の平均時給は前年同月比81円増の1,191円で、11カ月連続のプラスとなった。地域別では関東が前年同月比83円増の1,235円、東海が同114円増の1,151円、関西が同1円増の1,214円、九州が同141円増の1,113円となり、全ての地域でプラスとなった。

 職種別で時給が上がったのはIT・クリエイティブ/クリエイターその他が1,289円(前年同月比:140円増、以下同じ)、SE・PG・エンジニア・運用が1,327円(168円増)、薬剤師・登録販売者・薬局が1,437円(139円増)。居酒屋・バーが1,256円(111円増)、キャンペーン関連が1,470円(119円増)、レジャー・娯楽関連が1,068円(105円増)、仕分け・検品・梱包が1,185円(130円増)。建設系が1,654円(400円増)、製造系が1,413円(356円増)、技能系(製造・技能の職業)が1,424円(247円増)、工場・製造その他が1,274円(208円増)。塾講師・家庭教師が1,811円(395円増)、教師・講師・インストラクターが1,812円(362円増)など。

 反対に下がったのは営業その他が1,272円(277円減)、営業・企画営業が1,282円(223円減)、事務・データ入力が1,267円(115円減)、医療・介護・福祉その他が1,190円(221円減)、調査・モニターその他が1,292円(101円減)、モデル・エキストラ・芸能関連が1,790円(651円減)など。

■マイナビも全地域でプラス

 14日、マイナビが「アルバイト・パートの平均時給レポート」を発表した。全国平均時給は前年同月比17円増の1,139円となり、7カ月連続でプラスに。地域別では北海道・東北が同26円増の989円、関東が同16円増の1,222円、甲信越・北陸が同18円増の1,057円、東海が同4円増の1,090円、関西が同20円増の1,127円、中国・四国が同6円増の988円、九州・沖縄が同35円増の1,006円となり、全ての地域でプラスとなった。

 職種別で時給が上がったのは家電量販店が1,240円(前年同月比:2121円増、以下同じ)、SE・プログラマが1,582円(219円増)、保育士が1,475円(317円増)、薬剤師・登録販売者が1,336円(220円増)、インストラクター(レジャー・アミューズメント職種)が1,162円(150円増)、ワゴン販売・売り子が1,294円(177円増)、その他オフィスワークが1,305円(148円増)、テレフォンアポインター・テレマが1,416円(304円増)など。

 反対に時給が下がったのは、テクニカルサポート・保守・テスターが1,184円(420円減)、アンケート・調査・企画が1,330円(137円減)、その他イベント・キャンペーンが1,021円(151円減)などがある。

■リクルートは過去最高の時給水準の更新が続く

 14日、リクルートのジョブズリサーチセンターが「アルバイト・パート募集時平均時給調査」を発表した。3大都市圏(首都圏、東海、関西)の平均時給は前年同月比16円増の1,108円となり、9月から3カ月連続で調査開始以来の最高時給を更新している。

 地域別では首都圏が同11円増の1,156円、東海が同22円増の1,025円、関西が同16円増の1,082円となり、3地域ともにプラスだった。新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いているため、飲食関連業界で年末の繁忙期に向けて、物流業界で人材需要が増加していることが、時給アップにつながった。

 職種別で時給が上がったのは、キャンペーンスタッフ1,271円(前年同月比:113円増、以下同じ)、組立工が1,196円(120円増)、テレフォンアポインターが1,416円(89円増)、塾講師が1,673円(242円増)など。

 反対に時給が下がったのは、宿泊施設関連(旅館・民宿)が1,049円(33円減)、製造・生産(重工業除く)が1,209円(35円減)、ドライバー(中型・大型・バス・タクシー)が1,134円(41円減)など。(記事:県田勢・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事