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ロシア軍100個大隊がウクライナ国境に集結 米ロ会談は平行線
あるAnonymous Coward 曰く、 複数のメディアが報じたところによると、ロシアがウクライナの国境に100個大隊17万5千人の戦力を終結させつつあり、来年初めにもウクライナに全面的に侵攻するのではないかという懸念が高まっている(CNNの記事, Yahooニュースの解説記事)。
ウクライナ側の推定では、既に国境に、兵員11万5000人、大隊戦闘群(BTG)40個、戦車1200両、装甲車両2900両、航空機330機、ヘリ240機、水上艦75隻、潜水艦6隻などの戦力が集結しているという。Twitter情報だが、ウクライナ軍を破って首都キエフを陥落させるのに必要な戦力は40BTG程度らしいので、これらの情報が事実であれば、ウクライナ側にはなすすべが無い状態である。
ウクライナはロシア帝国や旧ソ連の時代から、ロシアとは一つの国であったが、ソ連崩壊により分離独立。その後は友好関係にあったものの、ウクライナが政権交代によりEUやNATO加盟を目指すようになったころから関係が悪化。2014年にはロシア軍の基地があるクリミア半島がロシアに併合され、さらにロシア系住民が多い東部で内戦が続いている。現状ウクライナはNATO加盟国でもなく、欧米諸国には防衛義務は課せられていないが、果たしてどうなるか。
このウクライナ問題などを含めて、米国のバイデン大統領とロシアのプーチン大統領は7日、ビデオ会談をおこなった。アメリカ側の発表によれば、バイデン大統領はロシアがウクライナに侵攻した場合、2014年のクリミア危機時に行われたときよりも厳しい経済制裁措置を取ると伝えたという。一方のロシア側大統領府は、「国境で軍事力を増強しているのはNATOだ。責任をロシアに転嫁すべきではない」とプーチン大統領が話したとしている。話し合いは平行線に終わったものとみられている(CNN、Bloomberg、TBS NEWS[動画]、時事ドットコム)。
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