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【注目銘柄】イフジ産業は続落も連続最高純益を手掛かりにシーズン人気に期待高まる
【日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部】
イフジ産業<2924>(東1)は、今2022年3月期業績が、連続過去最高更新と予想され配当も連続増配を予定していることを見直し、鶏卵需要が、クリスマス・年末年始商戦向けにシーズン入りとなることも手掛かりに下値に割安修正期待の押し目買いが交錯している。新型コロナウイルス感染症の新変異ウイルス「オミクロン型」の感染拡大懸念で巣ごもり消費が再び増加する可能性も支援材料視されている。
■鶏卵相場が強含みに推移し一部製品価格の改定も寄与
同社の今3月期業績は、売り上げ163億4400万円(前期比18.2%増)、営業利益12億500万円(同1.7%増)、経常利益12億2200万円(同1.0%増)、純利益8億3100万円(同0.2%増)と続伸が見込まれ、純利益は、前期の過去最高(8億3000万円)をわずかながら更新する。鶏卵相場が、2020年11月から2021年3月にかけて発生した大規模な鳥インフルエンザにより高騰して販売価格が上昇し、一部製品の価格改定を進め、販売数量も新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言の解除とともに増加したことなどが寄与する。鶏卵相場は、今期第2四半期(2021年4月~9月期、2Q)に前年同期より43%も上昇し、このため今期2Q累計業績を期初予想から上方修正したが、通期業績は、期初予想の据え置きとした。
それでも鶏卵相場は、12月に入って最需要期となって強含みとなり、さらに国内4カ所で鳥インフルエンザ発生も報道されており、相場動向次第で3月期通期業績の上ぶれ期待も高まってくる。なお今期配当は、年間26円(前期実績24円)に連続増配を予定している。
■PER8倍の割安修正で年初来高値抜けから上値チャレンジ
株価は、前期業績の上方修正・増配に反応して年初来高値990円をつけ、配当権利落ちで906円と調整、これを下値支持線に巣ごもり消費関連株人気や第1四半期のV字回復業績などで968円までリバウンドするなどボックス往来を続け、今期2Q累計業績の上方修正で969円と買われボックス上放れに挑戦、高値もみ合いを続けている。PERは8.95倍台、PBRは1.10倍、配当利回りは2.85%と割安であり、年初来高値990円奪回から2020年9月高値1010円を突破、上値チャレンジを強めよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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