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Android 12対応が遅れる Amazon Appstore
Amazon の Android 向けアプリストア Amazon Appstore では Android 12 対応が遅れ、ユーザーから不満が出ている (Amazon Digital and Device Forum での報告、 Android Police の記事、 Liliputing の記事、 9to5Google の記事)。
Android 12 上で発生する問題としては、Amazon Appstore が正常に動作しなくなるほか、DRM の関係で Amazon Appstore 経由でインストールしたアプリが有料・無料にかかわらず使用できなくなるというもの。Amazon の Device and Digital Forum では APK をデコンパイルして Amazon DRM に関連する行をコメントアウトし、自分の署名を使ってリコンパイルすれば Android 12 でも動作するようになるとの報告が出ている。
問題は Android 12 の Pixel デバイス向け提供が始まった 10 月下旬から Digital and Device Forum で報告されており、100 件以上のコメントが付けられている。しかし、Amazon スタッフは謝罪してテクニカルチームが問題解決に努めているとの回答を繰り返すのみで、11 月 28 日時点でも引き続き調査中だと説明している。
Amazon Appstore は知名度だけでなくテクノロジー面でも Google Play に後れを取っている。Google Play ではアプリ公開形式に Android App Bundle (AAB) 形式が 2018 年から選択可能になっており、今年 8 月からは新規公開アプリで必須化された。一方、Amazon Appstore では今年 7 月になって AAB 形式のサポート計画を発表し、年内に進捗状況を発表するとしていたが、現時点では特に発表は出ていない。
なお、Windows 11 の Android アプリサポートでは公式アプリストアとして Amazon Appstore を使用するが、現在のところ Windows Subsystem for Android が Android 11 であることから特に影響はないようだ。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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