【どう見るこの株】アズームは上値試す、22年9月期大幅増収増益予想

2021年12月2日 15:29

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

アズーム<3496>(東マ)は月極駐車場関連の遊休不動産活用事業を展開している。22年9月期は主力の月極駐車場サブリースサービスが伸長して大幅増収増益予想としている。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は急伸して上場来高値を更新した。利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。

アズーム<3496>(東マ)は月極駐車場関連の遊休不動産活用事業を展開している。22年9月期は主力の月極駐車場サブリースサービスが伸長して大幅増収増益予想としている。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は急伸して上場来高値を更新した。利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。[写真拡大]

【日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部】

 アズーム<3496>(東マ)は月極駐車場関連の遊休不動産活用事業を展開している。22年9月期は主力の月極駐車場サブリースサービスが伸長して大幅増収増益予想としている。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は急伸して上場来高値を更新した。利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。

■月極駐車場関連の遊休不動産活用事業を展開

 月極駐車場ポータルサイト「カーパーキング」を通じて駐車場の空き区画や土地をサブリースする月極駐車場サブリースサービスを主力に、遊休不動産活用事業(月極駐車場サブリースサービス、駐車場紹介サービス、その他サービス)、およびビジュアライゼーション事業(3DCG技術を活用してグラフィックデータとして制作・販売する3DCGパース)を展開している。

 月極駐車場サブリースサービスはストック型ビジネスである。オフィスビル(附置義務駐車施設)や賃貸・分譲マンションを中心に受託台数を拡大し、21年9月期末時点の月極駐車場受託台数は1万4403台で、平均稼働率は92%だった。

 成長戦略として、駐車場データベース拡充による利用者数増大、事業展開エリアの拡大・深掘りによる取り扱い車室増大、事業領域の拡大による遊休不動産全般への収益機会拡大を推進している。

 21年10月には月極駐車場特化型の賃料保証サービスを行う子会社として鉄壁を設立した。21年12月には有料職業紹介事業を行う子会社としてダイバースを設立(事業開始は22年4月予定)する。

■22年9月期大幅増収増益予想

 22年9月期の連結業績予想(収益認識基準適用、増減率は適用前の実績値との比較)は、売上高が21年9月期比28.7%増の64億円、営業利益が67.5%増の8億50百万円、経常利益が68.2%増の8億50百万円、親会社株主帰属当期純利益が65.5%増の5億40百万円としている。

 大幅増収増益予想としている。主力の遊休不動産活用事業において、月極駐車場サブリースサービスが大幅に伸長する見込みだ。営業人員を拡充して引き続き最大規模の受託台数および稼働台数獲得を目指す。ビジュアライゼーション事業も利益率向上を目指す。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は上値試す

 22年4月4日移行予定の新市場区分については、21年11月24日開催の取締役会においてグロース市場選択申請を決議した。

 株価(21年2月1日付で株式2分割)は急伸して上場来高値を更新した。22年9月期大幅増収増益予想を好感した。利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。12月1日の終値は7390円、時価総額は約219億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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