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キヤノン、民生品レンズ束ねて天体観測行うプロジェクトにレンズ120本提供
米キヤノンは19日、国際研究プロジェクト「Project Dragonfly」に大口径超望遠単焦点レンズ「EF400mm F2.8L IS II USM」を120本を提供すると発表した。このプロジェクトは民生品である同社の大口径超望遠単焦点レンズを束ねてアレイを構築することにより、焦点距離40cm、口径1.8メートルの屈折望遠鏡と同等の機能を持たせる新しい概念の望遠鏡であるという(PR TIMES、デジカメ Watch、Digital Photography Review)。
あるAnonymous Coward 曰く、 このチームはイェール大学とトロント大学の研究者で構成されている。非常に淡い光の天体構造物を観測しており、それはダークマターの拡散や特徴を理解する助けになると考えられている。同チームは2013年と2015年にキヤノンから提供された48本の400mmF2.8の一眼レフカメラ用単焦点望遠レンズを用いて構築した望遠レンズアレイでその観測をしていた。これらのレンズで24本ずつのクラスター2系統を構築していたが、キヤノンはこのほど追加で120本の同レンズを提供する。
キヤノンによると、従来からのものと合わせて168本のレンズを用いることにより、口径1.8メートルの望遠鏡に相当する集光能力を実現でき、長さはたった40cmであるという。
同チームはこれまでも超淡光の星雲などを発見しており、今後改良されたシステムを用いての成果が期待される。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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