東京為替:米国株見通し:伸び悩みか、FOMCに向け金利高に警戒

2021年11月2日 14:48

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記事提供元:フィスコ


*14:48JST 東京為替:米国株見通し:伸び悩みか、FOMCに向け金利高に警戒
(14時50分現在)

S&P500先物      4,597.25(-8.50)
ナスダック100先物  15,869.25(-25.00)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高。NYダウ先物は70ドル安、NY原油高も弱含み、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


11月1日の主要3指数は続伸。ナスダック、S&Pとともに過去最高値を更新したダウは、心理的節目の36000ドルを一時上抜けた。この日発表されたISM製造業景況指数は前月を下回ったが、予想よりも強い内容が好感された。特に、雇用指数が前回よりも改善し、回復を意識した買いが強まった。また、本格化する企業決算で好業績を背景とした買いも継続。長期金利の上昇も抑制され、ハイテク株への買いが相場をけん引した。


本日は伸び悩みか。引き続き企業業績を中心とした取引となり、今晩決算発表のデュポンやファイザーなどが注目されやすい。また、長期金利の上昇が抑えられれば、ハイテク株を中心に指数を押し上げる展開となりそうだ。ただ、本日と明日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)では資産買入れの段階的縮小(テーパリング)開始の決定が織り込まれ、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め観測で金利高に振れれば株買いは一服しよう。《TY》

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