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国立歴史民俗博物館「冬の華・サザンカ」日本の園芸文化を象徴する伝統植物“サザンカ”約140品種
くらしの植物苑特別企画 季節の伝統植物 「冬の華・サザンカ」が、千葉・佐倉の国立歴史民俗博物館にて2021年11月30日(火)から2022年1月30日(日)まで開催される。
■冬を代表する“サザンカ”に見る日本の園芸文化
「冬の華・サザンカ」は、「江戸サザンカ」「肥後サザンカ」と呼ばれる独自の品種群も含め、日本固有種である伝統植物のサザンカ約140品種を鉢植えで展示するイベント。常設スペースでは、地植えサザンカも見ることができる。
花の展示に加えて、「サザンカと栽培地域の拡大-各地の古木サザンカを訪ねて-」をテーマにしたパネル展示も展開し、サザンカ自生地の範囲とその後の栽培地域拡大の指標となる推定樹齢200年以上の古木の分布図、古木の写真、戸外における栽培北限地の植え込み写真などを紹介する。
■サザンカ約140品種を展示、栽培地域拡大の軌跡を辿るパネル展も
国立歴史民俗博物館では、冬を代表する園芸植物であるサザンカと人との関わりについて遺伝資源と文化的な資産の両面から着目。生きた植物と歴史資料の両方を合わせて考察を重ねてきた。
サザンカは、自生種に近く香りの強い「サザンカ群」、中部地方に古木の多い“獅子頭”をもとにして作られた「カンツバキ群」、サザンカとツバキの間で自然にできた雑種またはその後代と考えられている「ハルサザンカ群」の3グループに大別され、「サザンカ群」→「カンツバキ群」→「ハルサザンカ群」の順で10月中頃から2月にかけて花を咲かせる。
これらのサザンカは、いずれも実生の変種から選抜された品種。こうした品種を維持・普及させる方法は、日本の園芸文化の大きな特徴となっている。
【詳細】
くらしの植物苑特別企画 季節の伝統植物 「冬の華・サザンカ」
開催期間:2021年11月30日(火)~2022年1月30日(日)
開催場所:国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑
住所:千葉県佐倉市城内町117
休苑日:12月6日(月)・13日(月)・20日(月)、年末年始(12月21日(火)~1月4日(火))、1月11日(火)・17日(月)・24日(月)
開苑時間:9:30~16:30(入苑は16:00まで)
料金:個人 100円
※2022年1月9日(日)は入苑無料。
※高校生以下は入苑無料。
※障がい者手帳等保持者は手帳提示により、介助者と共に入苑無料。
※博物館の総合展示・企画展示は別途料金が必要。
※博物館の半券の提示で、当日に限りくらしの植物苑に入場可能。
※植物苑の半券の提示で、当日に限り博物館の入館料が割引となる。
※内容は変更になる場合あり。
【問い合わせ先】
ハローダイヤル
TEL:050-5541-8600
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