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JR東海、「のぞみ」にビジネスパーソン向け「S Work車両」 10月1日から
JR東海(愛知県名古屋市)は10月1日から、ビジネスパーソン向けに「S Work車両」のサービスを開始する。「のぞみ」の7号車を専用車両にし、PCやスマホを使って気兼ねなく仕事をしながら移動できるようにする。
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通常、携帯電話での通話やWebミーティングは車両内で行わないことがマナーとなっている。だが、S Workはビジネスパーソン同士で配慮しながら、パソコンのキーボード操作や通話、ミーティングなど、座席でそのまま行ってもかまわない。
対象車両は東海道・山陽新幹線(東京~博多間)「のぞみ」の7号車。10月1日からサービスを開始し、現在2022年3月31日までを利用期間として設定している。年末年始は除く。乗車日の1カ月前から発売を開始し、発車時刻の4分前まで購入できる。
ビジネスサポートツールの貸し出しも行う。膝の上でタブレット端末やノートPCが操作できる膝上クッションや、モニタ画面を周囲から見えづらくする簡易衝立をはじめとしたツールを準備している。乗務員に依頼すれば、貸し出してもらえる。
また、同車両とグリーン車の8号車において、新たな無料Wi-Fiサービス「S Wi-Fi for Biz」も順次提供する。これまでに導入していた従来のWi-Fiの約2倍の通信容量を備え、利用の制限時間も無しにした。ビジネスの重要データがやり取りされることを想定し、セキュリティレベルも引き上げている。
専用Wi-Fiサービス接続時には、はじめにポータルサイトにつながるようにしており、ビジネスパーソン向けのコンテンツを充実させている。ビジネス書が10分で読める本の要約サービス「フライヤー」や、ビジネスに関する学習動画が閲覧できる「グロービズ学び放題」の厳選動画などを、無料公開する。700誌以上読み放題の、「dマガジン」も利用できる。
S Work車両は、新幹線(Shinkansen)で、乗車中も途切れなく(Seamless)仕事が進められるという意味を込めて名付けた。「EX予約」と「スマートEX予約」の専用商品として、ネット予約専用で発売する。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る)
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