【どう見るこの株】フィードフォースグループは反発の動き、22年5月期大幅増益予想で収益拡大基調

2021年9月17日 10:10

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

フィードフォースグループ<7068>(東マ)(旧フィードフォースが21年9月1日付で持株会社に移行して商号変更)は企業のデジタルマーケティング支援を展開している。22年5月期はインターネット広告需要が高水準に推移して大幅増益予想としている。

フィードフォースグループ<7068>(東マ)(旧フィードフォースが21年9月1日付で持株会社に移行して商号変更)は企業のデジタルマーケティング支援を展開している。22年5月期はインターネット広告需要が高水準に推移して大幅増益予想としている。[写真拡大]

【日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部】

 フィードフォースグループ<7068>(東マ)(旧フィードフォースが21年9月1日付で持株会社に移行して商号変更)は企業のデジタルマーケティング支援を展開している。22年5月期はインターネット広告需要が高水準に推移して大幅増益予想としている。収益拡大基調を期待したい。株価は8月の年初来安値圏から切り返して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■企業のデジタルマーケティング支援を展開

 旧フィードフォースが21年9月1日付で持株会社に移行して商号変更した。データフィード(インターネット上で、送信元の広告主等から商品データなどの更新を、受信先である広告媒体等へ定期的に送信する仕組み)を活用して、企業のデジタルマーケティングを支援する事業を展開している。

 事業区分は、データフィードを活用してWebマーケティング広告運用を代行するPS事業、データフィード統合管理ツールや自動広告出稿ツールなどを提供するSaaS事業、および企業のデジタル活用やEコマースを支援するDX事業(20年10月開始)としている。

 主要サービスは、PS事業はリスティング広告運用代行のANAGRAMS、データフィード広告運用代行のfeedmatic、データフィード運用のDF PLUS、SaaS事業はデータフィード広告運用代行のecbooster、データフィード運用のdfplus.io、ソーシャルログインのsocial plusである。料金体系は広告運用代行サービスが広告額に対する一定料率、データフィード運用およびソーシャルログインが月額固定料金としている。

 21年8月にはハックルベリーに出資して資本提携(21年5月に業務提携)した。21年10月にはベトナムに現地法人を設立する。

■22年5月期大幅増益予想

 22年5月期連結業績予想は、売上高が21年5月期比21.8%増の30億47百万円、EBITDAが19.7%増の12億66百万円、営業利益が22.8%増の10億92百万円、経常利益が23.9%増の10億83百万円、親会社株主帰属当期純利益が42.8%増の6億75百万円としている。なお季節要因で下期偏重の計画としている。

 企業のデジタルシフト加速も背景にインターネット広告需要が高水準に推移し、継続的にShopify(2004年にカナダで創業した世界NO.1シェアのEC構築プラットフォーム)対応アプリをリリースして大幅増益予想としている。収益拡大基調を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は8月の年初来安値圏から切り返して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。9月15日の終値は891円、時価総額は約231億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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