浦和パルコ、グランドフロアを開業以来最大規模のリニューアルへ

2021年9月9日 16:22

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浦和パルコのリニューアルイメージ(パルコ発表資料より)

浦和パルコのリニューアルイメージ(パルコ発表資料より)[写真拡大]

 パルコはさいたま市浦和区東高砂町の浦和パルコで2021年秋、開業以来最大規模となるリニューアルを進める。対象は1、2階のグランドフロアで、20~30代のミレニアル世代や子育て層をターゲットに、おしゃれで流行にあわせた商品を充実させる。

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 浦和パルコは2007年、JR浦和駅東口駅前の再開発で登場したストリームビルに、核テナントして開業した。売り場面積約3万3,000平方メートルで、約200の専門店が入居、さいたま市を代表するファッション発信基地となっている。

 このうちグランドフロアでは、「ファッション」、「コスメ」、「生活雑貨」、「食」、「リラックス」をテーマとする12の専門店が新規出店するほか、16店が新装オープンする。新規出店、リニューアル部分の売り場面積は約3,300平方メートルになる。

 主な新規出店店舗はファッションの「JOURNAL STANDARD relume / SLOBE IENA / 417 EDIFICE」、アクセサリーの「ANEMONE」、コスメの「SABON」、「Cosme Kitchen」、生活雑貨の「212 KITCHEN STORE」など。カフェの「nana’s green tea」、生活雑貨の「KEYUCA」などは増床リニューアルする。

 さいたま市は人口約130万人の政令指定都市で、この5年間で人口が5%増加した。このうち、浦和パルコから半径5キロ圏の浦和区、南区、緑区は市平均の5%を上回る人口増加が続き、20代、30代の若い世代の流入が目立っている。さいたま市は東京都心の主要ターミナルまで約30分の位置と、教育環境の充実が若い世代の高評価を得たとみている。

 浦和パルコはこうした影響を受け、年間の売上高が新型コロナウイルス感染拡大前の2019年度は、過去最高の271億円まで伸びた。しかし、コロナ禍でおしゃれな商品を家の近くで購入する傾向が強まってきたことから、大規模リニューアルでミレニアム世代らのニーズに合う商品をさらに充実させることにした。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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