エイチシー タカシ イトウ 2022年春夏コレクション - パンクファッションを自由に“再解釈”

2021年9月6日 17:13

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記事提供元:ファッションプレス

 エイチシー タカシ イトウ(HxCx takashi ito)の2022年春夏コレクションが発表された。

■パンクファッションを自由に“再解釈”

 パンクファッションに自由な発想を加え、既成概念にとらわれない新たなスタイルを提案してきたエイチシー タカシ イトウ。今季は“パワーポップ”をコンセプトとし、パンクなスタイルの中にポップさやストリートのエッセンス、エレガントな要素をバランス良く組み込んだ。

■“パンク”と“反パンク”の融合

 たとえば、パンクファッションの代名詞とも言えるレザージャケットやダメージジーンズには、ホワイトとパステルブルーの爽やかなバイカラーTシャツをオン。デニムも裾をロールアップすることで、クリーンなイメージをプラスしている。

■赤×黒ボーダーやレオパード柄でロックに

 パンクファッションの中に、パンクと相反するイメージのアイテムを取り入れる手法は他にも。ロックテイストの赤×黒のボーダー柄インナーに合わせるのは、本来クラシカルなアイテムであるダブルブレストジャケット。肩部分にはレオパードモチーフをあしらい、優等生の雰囲気を一蹴した。切りっぱなしの裾のディテールも、過激な世界観を引き立てている。

■ストリートカルチャーとパンクの融合

 さらに、80・90年代のストリートカルチャーを想起させるスタイルも特徴的。オーバーサイズのネルシャツやニットカーディガン、スポーティーなダウンベストにデニムを合わせた飾らないファッションは、若者たちのリアルクローズを垣間見ているよう。もちろん、スタッズ付きのベルトや髑髏マークのワッペンなど、随所にパンクのエッセンスも感じられる。

■エレガンスをプラスする小物使い

 コーディネートにアクセントを加える小物使いにも注目だ。Tシャツとデニムのストリートルックには、首元に上品なスカーフをオン。エレガントなモノグラムのショルダーバッグも、ラフなスタイルの中でひときわ異質な存在感を放ち、コレクションにリズムを与えている。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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