関連記事
VSEOとは? YouTubeの副業収入をアップさせるテクニック
YouTubeでの動画公開も、代表的な副業のひとつとして定着してきている。だがYouTubeの副業で安定した収入を得ることは、誰にとっても簡単というものではない。本記事では、YouTubeの副業収入アップに有効な、VSEOについて紹介する。
【こちらも】Adobeソフトで副業 Premiere Proで動画制作
■VSEOとはYouTubeの検索結果で上位表示させる手法
VSEOとは、「Video Search Engine Optimization(動画検索エンジン最適化)」の頭文字をとった用語である。具体的には、VSEOはYouTubeの検索エンジンにおいて、動画を上位表示させる手法だ。
SEO(検索エンジン最適化)が文字情報を中心としたウェブサイトを対象としているのに対し、VSEOは「動画のSEO」と言い換えることもできる。膨大な動画が存在するYouTubeでは、単純に動画を公開しても簡単に埋もれてしまいやすい。そのため、検索上位に表示されることでユーザーの目に触れる機会を増やし、動画のアクセス数を獲得するのがVSEOの大きな目的だ。
従来メインだったテレビや雑誌といった媒体から、インターネットへと広告のプラットフォームも移り変わっている。中でも、特に動画コンテンツは近年需要が高まってきている分野だ。動画コンテンツには、文字情報中心のウェブサイトに比べて、より直感的にメッセージを伝えられる特徴がある。加えてその特徴から、動画コンテンツは心理的にユーザーがアクセスしやすい。
YouTubeはエンターテインメントとして世界中で楽しまれているが、企業にとっては今や巨大な広告市場になっているのだ。マーケティングにおいても、YouTubeは無視できない存在となっている。動画コンテンツは、テレビや雑誌の広告に比べてコストパフォーマンスも高い。規模に関わらず、アイデア次第で多くの企業にアピールするチャンスがある。こうした背景から、VSEOのような手法の需要も高まってきている。
■VSEOは動画制作に根拠と指針を与えてくれる
SEOはGoogleの検索アルゴリズムにアプローチするが、VSEOではYouTubeのアルゴリズムにアプローチすることが違いである。しかし、キーワードの重要性は同じだ。検索結果で上位表示させるには、対象となるユーザーとニーズを想定して、キーワードを選ぶことが必要となる。このキーワードは、動画タイトルだけでなく、概要欄やタグにも関連させる点がポイントだ。メインキーワードに加え、サブキーワードをタグに盛り込むのも有効な手法である。
また「総再生時間」や「視聴者維持率」といった、動画公開者だけが見れる情報もVSEOの要素だ。こうしたデータによって、視聴者のニーズを満たせているかが分析できる。検索アルゴリズムへのアプローチと動画クオリティ向上は、VSEOの両輪として機能するのだ。
漠然と動画制作していると、思うように視聴者数が伸びないスランプに陥る。VSEOを用いれば、「良い動画とは何か?」という疑問に対して根拠と指針が得られ、結果に直結する動画制作が期待できるだろう。
マーケティグでは、購買といった行動を視聴者に促すこともVSEOに含まれる。しかし、シンプルに視聴者を増やして収益化を図るなら、動画の終盤でチャンネル登録を促すのが効果的だ。(記事:西島武・記事一覧を見る)
スポンサードリンク