ジーニーは22年3月期1Q黒字転換、自己株式取得も発表

2021年8月16日 08:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(決算速報)  ジーニー<6562>(東マ)は8月13日の取引時間終了後に22年3月期第1四半期連結業績を発表した。広告プラットフォーム事業、マーケティングSaaS事業とも伸長し、全体として黒字転換した。そして通期大幅増益予想を据え置いた。第1四半期の進捗率は低水準の形だが、通期ベースでも収益改善基調を期待したい。なお自己株式取得も発表した。株価は6月の年初来高値圏から急反落して水準を切り下げたが、第1四半期の黒字転換や自己株式取得を評価して出直りを期待したい。

■22年3月期1Q黒字転換、通期も大幅増益予想で収益改善基調

 22年3月期第1四半期の連結業績(第1四半期から収益認識に関する企業会計基準第29号適用のため売上高の前期比増減率は非記載、利益への影響はなし)は、売上高が29億68百万円、営業利益が50百万円の黒字(前年同期は1億32百万円の赤字)、経常利益が43百万円の黒字(同1億28百万円の赤字)、EBITDAが1億93百万円の黒字(同50百万円の赤字)、そして親会社株主帰属四半期純利益が17百万円の黒字(同1億02百万円の赤字)だった。

 セグメント別(調整前、22年3月期から区分変更して一部を組み換えているため前期比増減率は非記載)に見ると、広告プラットフォーム事業は売上高が24億55百万円で利益が3億73百万円だった。新機能開発や拡販などで売上総利益が前年同期比57%増加して過去最高となった。マーケティングSaaS事業は売上高が2億28百万円で利益が18百万円の赤字だった。拡販や新プロダクトなどで売上高が同199%増と成長した。海外事業は売上高が3億03百万円で利益が20百万円だった。

 通期連結業績予想は据え置いて、売上高が134億25百万円~137億39百万円、営業利益が6億40百万円~8億40百万円(21年3月期比3.3倍~4.3倍)、経常利益が6億20百万円~8億20百万円(同4.2倍~5.5倍)、EBITDAが12億59百万円~14億59百万円(同2.1倍~2.5倍)、親会社株主帰属当期純利益が5億26百万円~6億65百万円(同5.2倍~6.5倍)としている。配当予想は未定である。

 通期はSaaS型プロダクト開発・機能強化などへの先行投資が完了して収益拡大フェーズとしている。経済環境の不透明感を考慮して通期予想を据え置いたが、第1四半期は想定を上回った。第1四半期の進捗率は低水準の形だが、通期ベースでも収益改善基調を期待したい。

■株価は出直り期待

 なお自己株式取得も発表した。上限35万株・3億50百万円で、取得期間は21年8月16日~22年8月15日としている。

 株価は6月の年初来高値圏から急反落して水準を切り下げたが、第1四半期の黒字転換や自己株式取得を評価して出直りを期待したい。8月13日の終値は970円、時価総額は約175億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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