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伝統工芸・九谷焼の芸術祭「クタニズム」石川で、麒麟を象った作品など九谷焼の展覧会も
伝統工芸・九谷焼の芸術祭「クタニズム(KUTANism)」が、石川県小松市・能美市にて2021年9月18日(土)から11月14日(日)まで開催される。
■“九谷焼”が主役の芸術祭「クタニズム」
「クタニズム」では、石川県小松市・能美市を産地とする伝統工芸の“九谷焼”を主役にした展覧会やガイドツアー等を開催。3回目の開催となる2021年は、「個性を生み出す技法」をテーマに据え、九谷焼や産地の魅力を体験できるコンテンツを揃える。
■多彩な技法&次世代の九谷焼を紹介する展覧会
中でも注目は、計99点の作品を目の当たりにできる2つの展覧会だ。「高雅絢爛展―九谷焼の今―」「名工選『NEXT九谷 vol.Ⅲ』展」が、2021年9月18日(土)から9月26日(日)まで、石川のサイエンスヒルズこまつ わくわくホール内にて開催される。
「高雅絢爛展―九谷焼の今―」「名工選『NEXT九谷 vol.Ⅲ』展」では、技巧を凝らし華やかに仕上げた九谷焼作家の作品が集結。展覧会に連動したトークショーや絵付けワークショップも行われる。
「高雅絢爛展―九谷焼の今―」では、九谷焼の産地である小松市と能美市に関係する39名の作家の作品56点を紹介。細やかな絵付技法や、大胆な構図・表現など、若手作家からベテランまで、多種多様な技の光る九谷焼作品が勢揃いする。鮮やかな色彩とともに麒麟を象った牟田陽日の≪Qilin≫や、繊細なタッチが目を引く武腰潤の≪鴾相対大角絵皿≫などが登場する。
また、「名工選『NEXT九谷 vol.Ⅲ』展」では、次世代の九谷焼を追求。中国明時代の技法にルーツを持つ九谷焼の装飾は時代を経て徐々に多様化し、成形方法もまた、ロクロ、手びねり、型打ち、タタラ、鋳込みなど多岐にわたる。会場には、先人から継承してきた技を駆使しながらも、現代性や、各々の作家ならではの個性を表現した“NEXT九谷”を展示する。
■九谷焼の現場をめぐるツアーも
「クタニズム」では、展覧会に加え、九谷焼の現場をめぐる「クタニズムオリジナルツアー」を開催。また、オンライン展示やウェブ連載、産地の魅力を発信するムービー配信なども実施することで、様々な側面から“九谷焼”の魅力を紹介する。
【詳細】
九谷焼の芸術祭 クタニズム
開催期間:2021年9月18日(土)~11月14日(日)
■展覧会
「高雅絢爛展―九谷焼の今―」
「名工選『NEXT九谷 vol.Ⅲ』展」
開催期間:9月18日(土)~9月26日(日) ※会期中無休
会場:サイエンスヒルズこまつ わくわくホール内
住所:石川県小松市こまつの杜2番地
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
入場料:一般 500円、大学生・専門学校生 300円
※高校生以下および18歳未満、障がい者手帳を持参者と付添者(1名)は無料。
※「名工選『NEXT九谷 vol.Ⅲ』展」は、9月29日(水)から11月7日(日)までの期間、浅蔵五十吉記念館に巡回。
〈「名工選『NEXT九谷 vol.Ⅲ』展」巡回展詳細〉
開催期間:9月29(水)~11月7日(日) ※毎週月曜休館
会場:浅蔵五十吉記念館
住所:石川県能美市 泉台町南1
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
入場料:一般 430円(団体20名以上370円)、75歳以上 320円
※高校生以下および障がい者手帳持参者と付添者(1名)は無料。
※五彩館、浅蔵五十吉記念館との共通入館券。
※展覧会のオンライン展示は9月30日(木)~、クタニズム公式サイトにて実施。
※展覧会関連各イベントの予約は8月22日(水)~、クタニズム公式サイトにて受付。
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