ホワイトマウンテニアリング 2022年春夏メンズコレクション - 都市生活に馴染むアウトドアウェア

　ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)の2022年春夏メンズコレクションが発表された。

■新しい都市生活ウェア

　ファッションを通じて「越えられない山は無い」というメッセージを込めて、「ain't no mountain high enough」のキーワードをもとに制作された今シーズン。アウトドアプロダクトを日常のライフスタイルに溶け込ませた、新しい都市生活のウェアを提案する。

　まず目を引くのは、ジャケットやタック入りのパンツといったクリーンなアイテム。ノーカラージャケットは、フロントにアウトドアウェアを彷彿させるファスナー付きポケットをセット。テーパードパンツは、ウエスト部分にサイズを自由にアジャストできるベルトをあしらった。いずれも、縦横にストレッチを効かせた着心地の良い素材を採用することで動きやすさに配慮している。

■フィッシングベストを重ねたようなブルゾン

　また、フィッシングベストを重ねたようなピーチ起毛のブルゾンや、2トーンカラーのハンティングジャケットといったアウトドアウェアをベースにしたアイテムも散見された。ブルゾンは、ストリートウェアの定番であるキャップやスウェットと、ハンティングジャケットはトラディショナルなデッキシューズと合わせることで、都会的なムードを纏わせている。

■フルーツ柄のMA-1や植物文様柄のシャツ

　フルーツ柄や植物文様柄など個性豊かな柄をのせたアイテムが豊富なラインナップで展開されたのも今季の特徴といえる。ワイドシルエットのシャツやリバーシブル仕様のMA-1には、リンゴやレモン、ドラゴンフルーツなどのエネルギッシュな果物を大胆にプリント。

　落ち着いたカラーを基調とした植物文様柄は、ジャカード織物素材のアイテムにのせ、クラシカルな印象に仕上げた。シャツやショーツ、ワイドパンツはもちろん、ハットやスカーフといった小物も揃う。

■「BLK総柄」プリントのTシャツやパンツ

　2021年春夏メンズコレクションより再開された「BLK ライン」からは、シンプルな切り替えを施した形状記憶素材のジャケットやメイン素材にゴアテックス(GORE-TEX)ファブリクスを採用したジャケットなどがラインナップ。トライアングルを並べたような「BLK総柄」は、Tシャツやパンツ、ジャケット、ポロシャツなどに登場した。

■バブアーやグラミチとのコラボも

　また、今季もコラボレーションアイテムが多数登場。バブアー(Barbour)やダナー(Danner)、Teva(テバ)、グラミチ(GRAMICCI)などとタッグを組み、ジャケットやデッキシューズ、クライミングパンツなどを展開する。