intel、プロセスノードの命名ルール変更 世代表示にゲート長ではなくプロセス名を使用

2021年7月29日 18:02

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記事提供元:スラド

 Intelは26日、オンライン会見を行い2025年までの新たな製造プロセス技術に関するロードマップを公開した。新たなロードマップでは、従来は10nm、7nmといったように半導体のゲート長に合わせた世代表記が行われていたが、「Intel 7」「Intel 4」「Intel 3」「Intel 20A」、「Intel 18A」といった命名ルール表記に変更された。これまでの10nm、7nmといった表記は実態とはかけ離れた状態になっていたことから、表記を変更したものであるらしい。従来の表記との対応は次の通りとなっている(Intel AcceleratesPC Watchマイナビ)。

 Intel 7: 旧10nm Enhanced SuperFin 
 Intel 4: 旧7nm 
 Intel 3: 旧7nm++ 
 Intel 20A: 旧5nm 
 Intel 18A: 旧5nm++ また同社はファウンドリサービスに力を入れていくことも発表されているが、その最初の顧客として、Qualcomm向けチップの製造を請け負うことも発表された。このQualcommチップはIntel 20Aで製造される予定となっている。製造時期については明言されてはいないもののIntel側は「2024年に増加する」としているようだ。IntelはAmazonのAWSとの提携も発表している(ITmediaiPhone Mania)。

 あるAnonymous Coward 曰く、

 従来は10nm、7nmのように半導体のゲート長(トランジスタのスイッチ部分の物理的な長さ)により示されていた世代(プロセスノード)の表現は見直され、従来10nm Enhanced Super Finと呼ばれていた世代が「Intel 7」に、これまで7nmと呼ばれてきた同社としては初めてEUVに対応した世代が「Intel 4」に、それ以降は「Intel 3」、「Intel 20A」、「Intel 18A」と呼ばれ2025年までに順次投入される。

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