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子どものマネー教育 お金を大切にできる子どもに育てる方法
子どもが値段もわからず高いものをねだったり、せっかく始めた習い事に、熱心に取り組まなかったりすることがあるだろう。親として子どもをお金や時間を大切にできる人に育てたいものだ。お金は生活に密接に関係しているものであることから、子どものうちから少しずつ考えさせていくことが大切である。ものをねだった時や日頃の買い物から子どもがお金について考える機会を与えていこう。
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■買い物や職業図鑑でお金の仕組みについて話す
買い物は子どもと一緒にお金について話す絶好のチャンスだ。内容量の違う2つの製品を比べて、「どっちの方がコスパがいいだろう?」と聞いてみる。「どうして同じ商品なのにスーパーよりもコンビニの方が高いんだと思う?」と質問してみる。こんなやりとりから子どもがお金について興味をもつきっかけをつくることができる。
また、職業図鑑も子どもと資本社会について考えるきっかけになるだろう。将来どんな職業につきたいのか。どうしてこの職業はもらえるお金が多いのか。お金は汚いものであると敬遠するのではなく、身近で大切なものとして子どもに教えていきたい。
■お金は湧いて出てくるものではないと伝える
ご飯を食べたり、家に住んだり、習い事をしたりする時には当然お金がかかるということを伝えよう。そして、そのお金は自然に湧き出てくるのではなく、親が毎日働いてようやく手に入る大切なものであることも伝えよう。
食べ物を粗末にしたり、習い事をいい加減にやったりした時にはお金を無駄にしていると厳しく叱っても良いだろう。そうすることで自然な金銭感覚が身につき、お金を粗末にすることはなくなるだろう。しかし、恩着せがましくならないようには気をつけたい。
■お小遣いが欲しい時には家の手伝いをして稼がせる
子どもが高価なものをねだった時には、その分の家事をやらせて稼ぐという感覚を教えよう。例えば、友だちと5000円のコンサートに行きたいと言った時には、2時間の家の大掃除を一緒にやろうと言ったらどうだろうか。家事のやり方も身につき、お金の大切さも身をもって感じることができる。お金の使い方について親自身も知らないことが多いかもしれないが、子どもと一緒に学んでいこう。(記事:双風サキ・記事一覧を見る)
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