「See=見える」とだけ覚えては英語は話せない!? コアで覚える英語 (12)

2021年7月12日 07:27

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 コアで覚える英語12回目は「see」だ。単純な単語ほどその本来の意味が発展し、さまざまな意味に転じるためコアイメージが重要になる。今回はseeのコアを紹介する。

【こちらも】comeの「来る」以外の意味とは? コアで覚える英語 (11)

■seeのコアは

 seeのコアは「目でとらえる」である。これは日本語の「見える」とほぼ同じだが目でとらえるのは物理的な物だけではない。具体的な例をふまえて以下に説明しよう。

■「見える」以外の意味-1 確かめる・読む・気付く・分かる・認識する

 以下の例文を見て欲しい。

・I saw the breaking news yesterday.(その速報なら昨日見たよ)
・I don’t see what your point.(要点は何?)
・I can see him to be a nice person.(彼がイイ人だというのは分かる)

 「目でとらえる」のは物だけでなく出来事も対象になる。そしてそれは「認識する・解釈する」という意味に発展する。また「記事・新聞を読む」という意味にもなる。日本語の「見る」も同じように使うため、感覚は掴みやすいのではないだろうか。

■「見える」以外の意味-2 人に会う・見送る・見届ける

 seeのコア「目でとらえる」という点から「人に会う」という意味にも発展する。以下がその例文である。

・I saw him yesterday.(彼に昨日会った)
・Are you seeing someone?(誰か付き合っている人いるの?)
・I’ll see you to the door.(ドアまで見送る)

 「See you tomorrow = また明日」というフレーズは日本人にもお馴染みだろう。「see=会う」はイメージを掴むのは難しくないはずだ。

■フレーズで覚える

 最後に会話でよく使うフレーズを紹介しよう。

・Let me see…(ええっと・・・)
・I’ll see what I can do(考えておこう)
・Do you see?(分かる?)
・See!?(ほらね!)
・See through it.(見届ける・見抜く・シースルー)

 シースルーは日本語でも「シースルーのドレス」など耳にすることもあるのではないだろうか。名詞(形容詞)だけではなく「I can see through it(~はお見通し)」のように動詞としても使用する。

 今回紹介したseeは数あるコアシリーズの中でも簡単なのではないだろうか。是非単語のコアを体得する感覚を掴んで欲しい。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る

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