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日本が遅れている性教育 幼少期から始めるべき理由
子供から、赤ちゃんはどうやってできるのか聞かれたらどう答えるだろう。ニュースで教員による性暴力の事件を見て、自分の子供が心配になったりしないだろうか。日本では長い間、腫れ物を触るような扱いを受けてきた性教育だが、少しずつ見直されようとしている。親として子供に性教育をするのなら、思春期からではなく幼少期から始めていくべきだ。
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■世界から遅れをとっている日本の性教育
学生の頃、学校でどのような性教育を受けてきただろう。月経や射精については学んだとしても、肝心な内容が抜け落ちているような感覚だったのではないだろうか。そんな日本の性教育は欧米だけでなく、アジアの他の国々からも遅れをとっていると言われている。
学校から教えられない性教育をどう学んできただろう。多くは友人や交際相手から、またはアダルトサイトからだったのではないだろうか。しかし、それらから正しい知識を得られる保証はない。特にアダルトサイトは、性的欲求を掻き立てるようなものが多く、暴力的な描写を含むものも少なくない。
■性教育を幼少期から始めるべき理由
性教育の目的は、自分の心や体について知り、自分や相手を大切にすることができるようになることである。よって社会の中で生きていくためには必要不可欠な教育であると言える。学校で十分に行われないのであれば、家庭で親から子供へ伝える他にない。
自分の体に興味を持ち始めるのは幼少期からである。性被害を受ける可能性も幼少期から存在する。それに、思春期に入ってから性について親子で話し合うのはハードルが高い。なので、性教育を始めるなら幼少期からにすべきなのだ。
■どのように始めたら良いか
まだ性徴も見られないような子供から始めるのであれば、プライベートパーツについて教えるのが良い。プライベートパーツとは、口・胸・性器・お尻のことだ。これらは他人に見せたり触れさせたりしてはいけない場所であると教えよう。体の中でも特に命を守るために大切な働きをしてくれている場所だからだ。
他にも自分の体について扱った絵本なども出版されている。絵本を読み聞かせるのであれば難しくなく楽しく伝えることができるのではないだろうか。自分が受けてこなかった性教育を子供に教えるのは難しく感じるかもしれない。しかし、これから自分も学んでいくような気持ちで勇気を出して子供に伝えてみてはどうだろうか。(記事:双風サキ・記事一覧を見る)
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