東京・大手町の常盤橋タワー、商業ゾーンと広場が7月21日オープンへ

2021年6月2日 17:10

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3階カフェテリア「MY Shokudo(まいしょくどう)」の完成イメージ(三菱地所発表資料より)

3階カフェテリア「MY Shokudo(まいしょくどう)」の完成イメージ(三菱地所発表資料より)[写真拡大]

 三菱地所が東京都千代田区大手町で建設を進めている複合施設の常盤橋タワーで、低層階の商業ゾーンが「TOKYO TORCH Terrace(トウキョウトーチテラス)」、建物前の広場が「TOKYO TORCH Park(トウキョウトーチパーク)」と命名され、7月21日にグランドオープンすることが決まった。商業ゾーンには地方の名店を中心に個性豊かな飲食店など13店が登場する。

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 常盤橋タワーは地下5階、地上38階建て延べ約14万6,000平方メートルで、高さ212メートル。地下1階から地上3階までの低層階に商業ゾーン、9~37階にオフィス、建物前に広場が設けられる。2018年から工事が進んでおり、6月中に完成する見込み。

 商業ゾーンの名称は地上1~3階の店舗が広場を望むテラス席を設けていることから、街区名称のトーキョウトーチと合わせてトーキョウトーチテラスとした。

 出店するのは、地方の名店を中心とした飲食など13店。スペインのセビージャで数々の料理コンクールに入賞したスペイン料理の「ジャブラ」が日本初出店するのをはじめ、大阪・梅田で話題のフレンチ串揚げ「ベニエ」、北海道羅臼町の水産物を炉端焼きにする「北海道炉端えぞ羅」、関西名物の丹波赤鶏専門店の「とりのや本店」など5店が東京へ初上陸する。

 大規模広場は街区に隣接する常盤橋公園と親和性を持たせることを目指して、トーキョウトーチパークと命名された。新潟県小千谷市産の錦鯉が泳ぐ親水空間、茨城県つくば市産の天然芝、木々の緑に囲まれた場所で、イベント会場や都民、観光客の憩いの場所として幅広く利用する。

 整備はJR東京駅近くの約3万1,000平方メートルを対象とした、大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業で三菱地所が進めている。2023年度からは地下4階、地上63階建てのトーチタワーが建設され、2027年度に街区全体が完成する。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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