イラン、暗号通貨採掘を夏の終わりまで禁止 電力需要増加に対応

2021年5月30日 17:47

印刷

記事提供元:スラド

イランのハッサン・ローハニ大統領は5月26日、今夏の電力需要増加に対応するため夏の終わりまで暗号通貨採掘を禁止することを明らかにした(イラン大統領府のニュース記事Al Jazeeraの記事The Registerの記事The Vergeの記事)。

イランのエネルギー省によれば、イランでは今年に入ってから5月末までの電力需要ピークが前年比20%増加しており、2014年~2020年の4月・5月の電力需要が年平均1.8%程度しか増加していないのと比べて非常に大きな増加幅だという。今年の電力需要増加の要因として、気温上昇が例年より早かったことでエアコンの利用が増加したこと、降雨量が少なく灌漑用の井戸の稼働が早まったこと、大手製造業の生産量増加、暗号通貨採掘の増加が挙げられている。

ローハニ大統領は原子力発電所が間もなく最大出力に達し、点検中の発電所が再稼働すれば電力需要を賄えるとの考えを示しつつ、認可を受けているかどうかにかかわらず同日から夏の終わりまで暗号通貨採掘を禁じることで、国民が必要とする電力を確実に供給できるとの考えを示した。Al Jazeeraによれば、暗号通貨採掘の禁止期間はイラン暦で第6月の終わりにあたる9月22日までとのことだ。 

スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | ハードウェア | 電力 | 暗号 | お金

 関連ストーリー:
今年度の夏と冬の電力供給が厳しいとの予測 2021年05月15日
Tesla、Bitcoin決済による自動車販売を停止 2021年05月15日
子供向けゲームに偽装したオンラインカジノアプリがApp Storeで見つかる 2021年04月17日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード原子力発電所イラン

関連記事