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ヘッドハンター、8割が企業の中途採用は「活性化する」と予測 ビズリーチ調査
Visionalグループのビズリーチ(東京都渋谷区)は26日、ヘッドハンターを対象として行なった転職市場についてのアンケート結果を発表。今後企業の中途採用活動が「活性化する」との予測が8割以上を占めたという。
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向こう3カ月の企業の中途採用についてたずねたところ、27.4%が「活性化する」と回答。「どちらかといえば、活性化する」(54.7%)も含めると80%以上のヘッドハンターが中途採用が活性化すると考えていると分かった。
調査はビズリーチに登録するヘッドハンターを対象に2021年4月15日から21日に行なわれ、602件の回答を得た。
1年前と比較した求職者側の傾向に関しては、「明確な転職意向が固まっていない段階での相談が増えた」(62%)を選択するヘッドハンターが最も多かった。転職意向が固まる前から中長期的に準備をはじめていると見られる。コロナ禍をはじめ不確実性が社会全体で高まっており、セルフキャリアマネジメント意識が高まっている模様だ。
求職者の相談内容で最も多いのは「会社の将来に不安がある」(73.3%)だった。次いで、「業界自体の将来に不安がある」(44.7%)も多かった。経済状況の先行きが見えない中、多くの人が不安を抱えている事が浮き彫りとなった。求職者がヘッドハンターに相談することを通して自らの市場価値を確認したり、キャリアの選択肢を探っている傾向もみられる。
また、コロナ禍において転職に成功している人の特徴については、「明確な強味(スペシャリティ―)がある」や「経歴における成功要因の棚卸ができている」「柔軟性や対応力がある」などが要素としてあげられている。
同社が4月26日に発表した別の調査によると、長引くコロナ禍を経て66.2%の人にキャリア観の変化が見られることも分かっている(ビズリーチ会員へのアンケート、有効回答数775件)。企業の中途採用が活性化し求職者の活動量も増えれば、人材の流動性が高まりそうだ。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る)
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