Windows 10 21H1は「May 2021 Update」

2021年4月29日 17:38

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記事提供元:スラド

Microsoftは4月28日、Windows 10 May 2021 Update(バージョン21H1)のリリースに向けた準備を進めていると発表した(Windows Insider Blogの記事)。

バージョン21H1は仮称として「May 2021 Update」と呼ばれることもあったが、この名称をMicrosoftが公式に使用するのは初めてだ。また、May 2021 Updateのファイナルビルドは4月13日にベータチャネルとリリースプレビューチャネルにリリースしたビルド19043.928になると考えているそうだ。ビルド19043.928はWindows Insider向けにISOイメージも提供されている。一方、ベータチャネルとリリースプレビューチャネルには同日ビルド19043.964(KB5001391)の提供が始まっており、既にWindows Insider Program参加者はファイナルビルドの先のビルドを利用可能だ。

ビルド19043.928(KB5001330)は4月の月例更新でバージョン2004/20H2に提供されたビルド19041.928/19042.928と共通のコアオペレーティングシステムと同一のファイルセットを共有する。2週間後には5月の月例更新が控えているため、ビルド19043.928がファイナルビルドになるとすれば、それよりも前にリリースしなければバージョン2004/20H2のビルドが先に進んでしまう。バージョン2004/20H2に対し、May 2021 Updateはイネーブルメントパッケージの形で提供されることになるため古いビルドで上書きされることはないが、5月の月例更新よりも前にリリースされるだろうか。

追記: KB5001391が累積更新プログラムのプレビューとしてWindows Insider Programに参加していないバージョン2004/20H2にも提供が始まり、最新ビルドは19041.964/19042.964となっている。 

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