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「because」だけでない! 理由を示すのに便利な英語表現
英語で理由を表す際に用いられる最も一般的な言葉が、「because」である。「なぜなら」と理由を示したい時にいつでも使える便利な言葉だが、便利すぎるあまり使いすぎてしまうことに注意したい。英作文では、同じ意味合いのことを言いたいにせよ、同じ表現ばかり使っていては単調な印象になってしまう。会話でもそうだろう。
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そこで、「because」の代わりに使える便利な表現をいくつか紹介しよう。これらを適宜使い分けるだけで、英語の表現力が格段にアップして見えるだろう。
■as
「as」は、「because」のほぼ同義語として使える便利な言葉だ。
「I lived in a small village when I was a child because my parents loved the countryside.(私は子どもの時、小さな村に住んでいたというのも、両親が田舎を愛していたので)」という文章を例に取ると、この「because」をそのまま「as」に置き換えて「as my parents loved the countryside」としても何ら意味は変わらない。「because」が連続しそうな時は「as」を代わりに使ってみよう。
■due to
「because」の後には主語と述語からなる文章が続くが、後に続くのが名詞や動名詞の場合、「because of」の形になる。この「because of」の代わりに使えるのが「due to」という表現だ。「because of」がより一般的とされることがあるが、アメリカの口語ではこちらの方がよく用いられる。
「The train stopped because of the heavy rain.(豪雨のため列車がストップした)」なら、そのまま「due to the heavy rain」と置き換えるだけでOKだ。
ちなみに、後に文章が続く場合に「due」を使うなら、「because」の代わりに「due to the fact that」としよう。少々長いが便利な表現なのでぜひ覚えておきたい。
■thanks to
「thanks to」を辞書で引くと「~のおかげ」と出てくるから、ポジティブなことにしか使えないと思っている人がいるかもしれない。実はこの表現は、トラブルなどネガティブな原因を表す際にも用いられる。上の例で言えば、「thanks to the heavy rain」とすることが可能だ。
■since/for
「since」と「for」も、1語で「because」と置き換えることのできる便利な表現だが、どちらもフォーマルな文章で使われることが多い。また、後者は詩的表現のため、一般的な日常会話ではあまり聞かない。効果的に使えば詩的な響きを醸し出すのに役立つだろうが、迷った時に無理して会話で用いなくてもよいだろう。エッセイや論文などでフォーマルな書き言葉として使いたい。
■他にもある英語で理由・原因を示す表現
上で紹介した以外にも、後に文章を続けるなら「now that」、後に来るのが名詞なら「as a result of」や「out of」など、まだまだ使える表現は他にもある。これまで「because」一辺倒だった人は、これを機にぜひ表現の幅を広げてみてはいかがだろうか。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る)
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