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SBI証券、米国株取引専用のスマホアプリ提供へ 4月から
「SBI証券米国株アプリ」の画面イメージ(画像: SBI証券の発表資料より)[写真拡大]
SBI証券は26日、4月9日から米国株式取引専用のスマートフォンアプリ「SBI証券米国株アプリ」の提供を開始すると発表した。さらに4月1日より、他社からSBI証券への米国株式の移管に係る手数料を全額負担し還元するプログラムを、恒常的に実施していくことも同時に発表した。
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SBI証券米国株アプリは、テーマやスクリーナー(選別)などの豊富な検索銘柄ツールが特徴。PCサイトと同様の使い心地を提供した口座管理機能や、注文画面の使いやすさ、投資に関するニュースやランキングなどの情報提供もアプリで完結するとしている。
新しいアプリの提供開始に伴い、4月12日以降順次、さまざまなキャンペーンを行うことも発表。初めての米国株式取引で買い付け手数料が実質無料になるなど、新規の利用者も呼び込む狙いだ。
SBI証券は、これまでも海外向け投資ツールの拡充をはかってきた。中でも米国株式取引に関するサービスは充実していた。主なサービスとして、毎月一定数または一定金額で定期的に米国株式・ETF(上場株式投資信託)の買い付けができるサービスや、IPO銘柄の情報収集ツールなどがある。
またこれまで提供してきた、最低0ドルからという手数料で取引ができる「業界最安水準の手数料」、株を売却せずに貸し出すことで金利を得る「米国貸株サービス」、株価下落時のリスクを抑える効果が期待できる「米国株式逆指値注文」、住信SBIネット銀行との外貨入出金が無料になる「外貨入出金サービス」も引き続き利用できる。
今回、SBI証券が発表した米国株アプリは、米国株の取引に特化した内容となっている。他の証券会社のスマートフォンアプリでは、ひとつのアプリの中で、対象の取引別に売買ができるシステムになっている場合が多い。例えば楽天証券のスマートフォンアプリ「iSPEED」では、注文画面で「現物取引」「信用取引」「米国株式取引」の3種類が表示され、この中から選んで購入する流れだ。
これまで主に米国株式取引をメインに投資をしてきた投資家にとって、「SBI証券米国株アプリ」はワンストップで取引や情報収集が完了するため、心強いツールになるだろう。(記事:大野 翠・記事一覧を見る)
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