Chrome 90、プロトコル省略して入力したURLのデフォルトがHTTPSに

2021年3月26日 17:50

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記事提供元:スラド

headless 曰く、 Googleは23日、Chrome 90以降でプロトコルを省略したURLが入力された場合のデフォルトをHTTPSにすると発表した(Chromium Blogの記事Neowinの記事Android Policeの記事Softpediaの記事)。

現在のところChromeを含む多くのブラウザーではプロトコルを省略したURLが入力された場合、HTTPで接続する。HTTPSをサポートする多くのサイトでは自動でHTTPSにリダイレクトされ、Chromeではリダイレクトを記憶して次回からはHTTPSでアクセスする仕組みを備える。ただし、Internet ArchiveのようにHTTPSをサポートしながらHTTPアクセスをリダイレクトしないサイトもある。

現在ではHTTPSをサポートするサイトが主流になっているため、デフォルトをHTTPSにすることで最初のアクセス時の読み込み速度が改善するほか、セキュリティも向上する。そのため、GoogleではChromeのデフォルトHTTPS化計画を進めていた。

デフォルトHTTPS化は当初、デスクトップ版とAndroid版のChrome 90でロールアウトし、その後iOS版が続く計画だという。HTTPSをサポートしないサイトや、証明書エラーが発生した場合にはHTTPにフォールバックする仕組みも備える。

なお、現在Chrome Betaはバージョン90、Chrome Devはバージョン91となっているが、まだデフォルトはHTTPのままのようだ。一方、Chrome Canary 91ではデフォルトがHTTPSになっている。Chrome 90安定版は4月13日にリリース予定だ(Chrome Platform Status)。

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