ソニーとヤマハ発、「落書き」の街走行できるソーシャルカートの新サービス

2021年3月9日 17:19

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ソニーとヤマハ発動機が共同開発したエンタテインメント車両「ソーシャブルカート」(画像: 発表資料より)

ソニーとヤマハ発動機が共同開発したエンタテインメント車両「ソーシャブルカート」(画像: 発表資料より)[写真拡大]

 ソニー(東京都港区)とヤマハ発動機(静岡県磐田市)は8日、共同開発したエンタテインメント車両「Sociable Cart(ソーシャブルカート)」を用いた新サービスを開始したと発表。自分の描いた落書きで空想の街をつくり、ドライブできる。3月5日より、イオンモール沖縄ライカムで提供を行っている。

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 新サービスの名称は「らくがきクルーズ」。会場で提供される塗り絵用紙に色付けしたり絵を描くと、大型モニタに3Dで映し出される。さらにソーシャルカートに乗れば、自分の作り出した街並みを楽しみながら走行できるという仕掛けだ。事業者にとっては、施設への集客を図る目玉にすることができる。

 システムには、愛知工業大学情報科学部の水野慎士研究室が開発したプログラムを使用しており、自分がデザインした車両が走行する姿を俯瞰的に眺めることもできる。専用の用紙「らくがきカート」にオリジナル車両をデザインして、走らせることも可能だ。

 ソーシャブルカートは人間の視覚能力を超えるイメージセンサーを車両前後左右に搭載し、周囲の環境を一度に把握する。また、超高感度なイメージセンサーと、解像度の高い内部ディスプレイで昼夜問わずライトなしで実世界やMRを認識できることが特徴だ。

 ソニーは開発した複合実感技術を搭載し、周囲の映像に様々なCGを重畳して見ることができるようにした。車窓をエンタテインメント空間に変えて、移動自体をより楽しみに変える。

 ヤマハ発動機は、電動ゴルフカーや小型低速車両(ランドカー)、電動2輪車、電動アシスト自転車、電動車いす、ドローンなど多様な製品群を通して、「楽しい移動」を提供しようとしている。ソーシャブルカートを用いたらくがきクルーズもその一環。

 2社はこれまでにも、2019年11月にはソーシャルカート活用の第1弾として、かぬちゃリゾートと東南植物楽園(いずれも沖縄)で試乗会を開催した。ムーンライトクルーズと称し、ソーシャブルカートの自動運転で安全に走行しながら、「水族館」や「ホラー」のMRコンテンツを提供した。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る

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