1月の派遣スタッフ時給、リクルート・ディップ・エンジャパンいずれもプラスに

2021年2月20日 20:30

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 求人サイトを運営する各社が2021年1月の派遣スタッフ時給を発表し、ディップが13カ月ぶりに前年同月比プラスとなるなど、3社ともにプラスとなったことが分かった。

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■リクルートは9カ月連続でプラス

 17日、リクルートジョブズが1月度の「派遣スタッフ募集時平均時給調査」を発表した。3大都市圏(関東・東海・関西)の平均時給は前年同月比95円増の1,718円となり、9カ月連続でプラスになるとともに、増加率は2020年11月の5.8%を超えて、増加が続く9カ月の中で最も高くなった。

 職種別で大きく時給が上がったものは、オフィスワーク系の通訳・翻訳が1,858円(前年同月比:186円増、以下同じ)、営業・販売・サービス系の旅行関連が1,524円(81円増)、医療介護・教育系の看護師・准看護師が1,812円(174円増)など。

 反対に時給が下がった職種は、オフィスワーク系の財務・会計が1,515円(154円減)、IT・技術系のOAインストラクターが1,699円(110円減)、クリエイティブ系のデザイナーが1,481円(84円減)など。

 エリア別では関東の平均時給は前年同月比133円増の1,826円と10カ月連続のプラス。増加率の7.5%は20年7月と並ぶ高い水準。東海は同156円増の1,622円で9カ月連続のプラス。増加率の10.6%は直近では20年12月の11.3%に次ぐ高い水準。関西は同47円増の1,496円で2カ月ぶりにプラスとなった。

■ディップは13カ月ぶりにプラス

 同日、ディップが1月度の「派遣時給データ」を発表した。

 3大都市圏(関東、関西、東海)の派遣平均時給は前年同月比10円増の1,475円となり、2019年12月(平均時給:1,465円、前年同月比9円増)以来13カ月ぶりにプラスとなった。また1月度に「はたらこねっと」へ掲載した派遣・紹介予定派遣の求人件数は約11万7,000件となり同20.1%減だった。

 職種別で大きく時給が上がったのは、事務・オフィス系の通訳・翻訳が1,924円(前年同月比:98円増、以下同じ)、販売・営業・飲食・サービス系のテレマーケティング・テレアポインターが1,485円(144円増)、営業アシスタントが1,590円(133円増)、WEB・クリエイター系のグラフィックデザイナー・その他デザイナーが1,964円(214円増)、IT・エンジニア系のSE・プログラマ(汎用系)が2,382円(144円増)、医療・介護・研究・教育系の歯科衛生士・歯科助手が1,423円(145円増)、薬剤師・栄養士・管理栄養士・医療技術者が1,671円(328円増)など。

 反対に時給が下がった職種は、IT・エンジニア系のOAインストラクターが1,786円(168円減)、SE・プログラマ(WEB・スマホ系)が2,265円(166円減)、フィールドエンジニア・サービスエンジニアが1,858円(100円減)、医療・介護・研究・教育系の看護系が1,602円(201円減)など。

 エリア別では関東エリアが前年同月比4円増の1,562円、東海エリアが同33円増の1,329円、関西エリアが同33円増の1,373円だった。

■エンジャパンは3カ月連続でプラス

 同日、エンジャパンが1月度の「募集時平均時給レポート」を発表した。3大都市圏平均時給は前年同月比14円増の1,596円となり、3カ月連続でプラスとなった。また直近の時給では2020年11月の1,601円に次ぐ高い水準。

 時給上昇の要因として、新型コロナウイルス影響下において少ない営業機会で高い成果を上げるために、営業・販売職でスキルの高いスタッフの需要が拡大したため時給の底上げがあったという。

 職種別で大きく時給が上がったのは、オフィスワーク系の企画・マーケティングが2,010円(前年同月比:208円増、以下同じ)、クリエイティブ系のその他クリエイティブ職が1,982円(120円増)、技術系のCADオペレーターが1,784円(83円増)、医療・介護系の看護師・准看護師が2,014円(454円増)、その他のインストラクター・講師・教師が2,053円(143円増)など。

 反対に時給が下がった職種には、クリエイティブ系のWEBディレクターが2,063円(72円減)、デザイナー(住宅・インテリア)が1,610円(100円減)、IT系の制御系SEが2,040円(430円減)、ネットワークエンジニアが2,487円(76円減)、その他IT系が2,166円(85円減)、技術系のハード系設計が2,097円(152円減)などがある。

 エリア別では関東エリアが前年同月比38円増の1,683円となり3カ月連続でプラス。東海エリアは同26円増の1,395円となり7カ月連続でプラス。関西エリアは同38円増の1,426円となり29カ月連続でプラスだった。(記事:県田勢・記事一覧を見る

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