英会話中級者にありがちな間違い英語3選!

2021年2月13日 16:53

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 英会話中級程度の、ある程度英単語を知っている人にありがちなことが、日本語感覚でセンテンスを作ってしまうことだ。時としてそれは、全く別の意味になったり、ニュアンスが異なってしまったりして、意味が伝わらないこともある。今回は日本人、特に英会話中級者にありがちな間違いフレーズ3選を紹介しよう。

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■keep quiet

 ある程度英単語を知っている方なら知っている単語「quiet」。「静かな」という意味だが、これを「静かにして」という意味で「keep quiet」と言ってしまう人がいる。実はこれは全く違った意味になってしまう。

 「quiet」には「沈黙」という意味があり「keep quiet」だと「沈黙をキープする」、つまり「内密に」という意味になってしまう。静かにしてくださいと言いたければ「be quiet」で良い。

■going to take

 買い物の際「これください」と言うつもりで、「I’m going to take this.」と言ってしまうと大変なことになりかねない。この「going to take」は「許可なしに取る」という意味になり、つまり「盗む」ということになる。

 この場合一般的には、「I’ll take this.」もしくは「I’m going to get this.」を使う。「get」には「buy」という意味が含まれる。

■must

 「~しなければならない」という意味で「must」を使うと、学校の授業で習ったのではないだろうか。だが実際日常生活で「must」を使うことは、あまりないと言えるだろう。

 例えば「I must go to the convenience store.」のように言ってしまうと、「私は(何としても)コンビニエンスストアに行かねばならぬのです」のように聞こえてしまう。ジョークを言っていると思われるだろう。通常はmustではなく「have to」を使う。しかも発音は「hafta / gotta」のように短縮される。

 mustとhave toは意味が異なる単語である。どちらも「~しなければならない」だが、「have to」は「周りの環境がそれをしなければならない状況にさせる」場合に使う。それに対してmustは、「個人的な理由」や「道徳的な義務」「正義の為」といったニュアンスがある。

 日常生活において「~しなければならない」のは多くの場合、周りの状況がつくりだすものだ。したがって殆ど「have to」で良いのである。

 今回紹介したような日本語感覚のセンテンスを無くすにはどうすれば良いか。それには慣れるしかないだろう。どんなシチュエーションでどんなフレーズが使われているか盗むしかない。焦らず時間をかけてゆっくり勉強しよう。英語は習うより慣れよである。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る

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