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「仕事がつまらい」なら副業を始めるべき理由
副業を始める動機として、最も代表的なことは収入だろう。だが、副業には同時に「やりがい」が得られるメリットもある。本記事は、「仕事がつまらない」と感じている人に向けて、副業を始めるべき理由について紹介する。
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■現在の仕事に満足していない人たち
厚生労働省による「就業形態の多様化に関する総合実態調査」では、仕事の満足度に関する調査も含まれている。令和元年版によれば、「仕事の内容・やりがい」に満足しているのは、正社員で68.7%だった。「どちらでもない」と回答したのは20.5%で、はっきりと不満を示したのは9.9%である。
仕事自体とそのやりがいに不満を持っている人の数は、意外なほど少ない。だが、積極的に満足と答えない人も全体の約2割を占める。日々多くの人が働きにでているが、その約3割は現在の仕事に満足していないことが分かった。
ZOZOTOWN元社長の前澤友作氏は、2018年7月に現代ビジネスのインタビューに答えている。前澤氏はこの中で、高校時代に見たある光景が、後の企業の原点となったと語った。
彼は高校時代に、つらそうな顔で満員電車に揺られ通勤する大人の姿を目にし、自分の将来を考えたそうだ。「こんな大人になりたくない」、こうした思いが彼を突き動かしたのだろう。こうした前澤氏の体験は、我々の多くが思春期に感じたことではないだろうか。
■「仕事がつまらない」悩みを副業で解決する
「仕事がつまらない」と感じていても、生活のためには働かざるを得ない。我々の多くは、「やりがい」と「義務・責任」を天秤にかけ、なんとか毎日を過ごしている。だが、1日の大半を割く仕事がつまらないのでは、生活の質にも大きな悪影響を及ぼすだろう。仕事や生活に対するフラストレーションが溜まっていけば、精神衛生的にも悪い。
副業について語られる時、収入は重要なテーマである。しかし、多くの副業収入を得る能力とは、つまり高いビジネス能力があるということだ。それだけに、単純ではない。同時に、副業には「やりがい」を得られる大きなメリットがある点は、しばしば見過ごされがちである。
副業は副業なのだから、大きな収入を期待せず、本業の補助として気楽に始められる。「仕事がつまらない」の原因となる、「義務・責任」を排除して好きなことを仕事にできるのだ。副業で得られる充実感は、本業の不満やストレスを解消するワクチンになるだろう。
「仕事がつまらない」、つらいからといって、誰もがそう簡単に辞められるわけではない。だからといって、ストレス過多になっては、健康に支障をきたす。この時、副業に緩衝材として本業のストレスを吸収させ、心身のバランスを取るのだ。
副業には、メンタルヘルスを健康に保つ可能性とメリットもある。今、もしあなたがつまらなそうな顔をして出勤しているなら、ぜひ副業を始めることを勧めたい。(記事:西島武・記事一覧を見る)
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