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「クラウドストリーミングナビ」(画像: ゼネラルモーターズ・ジャパンの発表資料より)[写真拡大]
シボレー・新型カマロに「クラウドストリーミングナビ」を搭載してきた。ゼネラルモーターズ・ジャパン(GM)は12月11日、シボレー・新型カマロの受注を開始した。「アメリカでもカーナビを使い始めたのか」といった感想だ。アメリカ車も変化を続けているが、かつては「ナビ」装置をあまり必要としない市場であったことが記憶にある。
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カロッツェリアというブランドを展開するパイオニアのGPS装置を初代から使用してきた筆者の経験では、「アメリカでGPSナビは売れない」とパイオニアがしてきたのを知っている。パイオニアの技術者と懇意にしてきたので、「アメリカ車でもナビか?」と感慨が浮かぶのだ。
今回、新型カマロに搭載される「クラウドストリーミングナビ」は、MOTA『シボレー 新型カマロに「クラウドストリーミングナビ」を標準装備! 常時最新地図で快適走行可能に』によると、❝GMジャパンが株式会社ゼンリンデータコムと共同開発したDR(自律航法)マップマッチング対応完全通信車載ナビゲーションで、トンネルなどGPSで測位できない環境でも自律航法を行うことができる。最新の地図を常にストリーミングすることで、煩わしいデータ更新なく、ルート案内やオンラインフリーワード検索を快適に使用することができる。❞となっている。
クラウドサーバーにプログラムやデータがあるので、常にストリーミングしていなければならない欠点があるのだが、地図情報をユーザーが更新する手間暇もなく、常に最新のデータを使うことが出来る。
GPS装置ではトンネル内などでは衛星とデータ通信が出来なくなるため、測定位置が定まらなくなる。すると、GPS衛星と通信出来なくなった地点から、ジャイロを使うことにより方向や速度などを計算し、現在位置を推定する手法が取られてきた。そのため、自車位置はある程度の時間ならば、かなり精度を保つことが出来ている。地図と整合性を採れば、ジャイロを使用しなくても計算により、ある程度、現在位置を推定可能だ。
現在では3次元測定が当たり前になっているが、その昔はGPS測定だけで現在位置を出していたため、トンネル・山道・ビル群の中では位置特定が難しかったのだ。そこで、ジャイロによって2次元の位置特定をするようになり、アップダウンの誤差も修正出来る3次元測定が始まった。
GPS衛星はアメリカ軍の通信設備のため、実際の精度をわざとずらすことが行われている。巡航ミサイル・ICBM・SLBMなどのピンポイント攻撃を防ぐためだ。現在は、そのデータを補正する衛星も日本独自に打ち上げて、補正電波が全国で使えるようになってきている。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)
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