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ウーバーはどこへ向かう!?
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●ウーバーが自動運転部門を売却
米国のライドシェアサービス最大手ウーバー(Uber)は7日、自動運転開発部門を米国の自動運転技術企業オーロラ社に売却すると発表した。
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ウーバーはオーロラに4億ドル(約420億円)を出資し、オーロラの株式の約26%を取得する。ウーバーのダラ・コスロシャヒCEOが取締役に加わり、両社が戦略的提携を結ぶことも発表されている。オーロラとしては自動運転の開発を前に進める狙いである。
●コロナ禍で好調だったウーバー
新型コロナウイルスの感染拡大による巣ごもり需要で、フードデリバリー需要が増えた。その先駆けとも言えるウーバーイーツ(UberEats)は、日本では2016年9月からサービスをスタートさせており、30都道府県で提供されている。
感染者が顕著に増え始めた2月末から3月末の1カ月間で、新店舗が約20%増えたと言われている。
ウーバーは元々、スマホアプリにより個人ドライバーとユーザーをマッチングするライドシェアサービスである。
ウーバーイーツはスマホで飲食店と配達員をマッチングし、簡単に注文できる便利なサービスであり、コロナ禍で失業したり、給料が減ったりした人にとっては、生活費のための働き口としての役割も果たしていた。
フードデリバリー業界は今後も成長が見込まれるが、一方で新規参入業者も増えて競争過多になる懸念や配達員の運転マナーが問題になっているなど、課題も多い。
将来的にはドローンや自動運転車の導入を想定している。
●自動運転車の実現は!?
2020年4-6月期決算では、イーツの売上高が前年同期比の2倍に伸びた。しかし、需要増となっても、採算性が悪く同部門は赤字が続いている。
黒字化のためには自動運転の実用化が待たれる。
自動運転開発部門は数億ドルの赤字が続いており、評価額も約3割減となり、ウーバーとしても今回の売却で損失を食い止めたいという狙いがある。
損失を食い止めて、自動運転の開発スピードを速める意味では今回の売却は理に適っているかもしれないが、ウーバーへの期待値は下がりかねない。(記事:森泰隆・記事一覧を見る)
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