三菱自、デリカD:5を一部改良 オートワイパーやステアリングヒーターを採用

2020年12月13日 17:41

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デリカD:5(画像: 三菱自動車工業の発表資料より)

デリカD:5(画像: 三菱自動車工業の発表資料より)[写真拡大]

  • URBAN GEAR「G-Powe Package」
  • インテリア

 三菱自動車は10日、オールラウンドミニバン「デリカD:5」の一部改良を行い、販売を開始した。価格は391万3,800円~448万9,100円(消費税込)。

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■主な改良点

・雨滴感応オートワイパーを新規採用 
 雨や雪などをフロントガラス上部中央にあるレインセンサーが検知することで、ワイパーが自動作動を行う機能。雨や雪などの量で作動する速度も変化する。ワイパースイッチのスイッチポジションをAUTOポジションにすることで使用できる。

・ステアリングヒーターを標準設定
 寒い時などにステアリングを温める機能。インストルメントパネル右下に設置されているステアリングヒータースイッチを押すことで、ステアリングのグリップを温めてくれる。作動後は30分で自動停止する。

 「P」、「G-Power Package」、「URBAN GEAR P Edition」と「URBAN GEAR G-Power Package」には標準装備。「G」「URBAN GEAR G」にはメーカーオプション設定だが、「M」「JASPER」には装着できない。メーカー希望小売価格は8万8,000円。オプション設定の場合は運転席パワーシート、運転席・助手席シートヒーターがセットオプションとなる。

・オートライトコントロール機能の安全性向上
 ライトスイッチのスイッチポジションをAUTOにすると、ヘッドライド、車幅灯、尾灯、番号灯を自動的に点灯したり消灯したりする機能。今回の改良では、従来よりも早いタイミングで点灯させることにより、視認性の向上や夜間のライトの付け忘れを防止する。

 今回の改良によるグレードの改変などはなく、アウトドアを楽しめるグレードの「JASPER(ジャスパー)」は継続して販売される。

■さらっと「デリカD:5」をおさらい

 2005年に東京モーターショーにて公開された「Concept-D:5」がベース車両となり、2007年の東京オートサロンにて市販モデルが公開された後、販売が開始された。その後「ROADEST」や「CHAMONIX」なども追加。

 アウトドア志向のファミリーカーとして人気を誇り、2019年にフルモデルチェンジともいえるビッグマイナーチェンジを実施し、現行型となった。三菱のデザインアーキテクチャーでもあるダイナミックシールドを採用。従来型の武骨な内装デザインから女性にも受け入れられるような、おしゃれなインテリアを目指したことで知られる。

 エンジンは2.2L DOHC 16バルブ 4気筒コモンレール式DI-Dインタークーラー付ターボチャージャーで、トランスミッションは8速ATを採用。(記事:キーパー・記事一覧を見る

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