株式投資は、単元未満株から始めよう

2020年12月12日 17:16

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 初心者向けの資産運用といえば、一般的によく勧められるのが「iDeCo(個人型確定拠出年金)」と「つみたてNISA」である。これら2つの資産運用で購入することができる商品は、いずれも長期運用に適しており、特につみたてNISAでは金融庁が一定の基準の元で認めた商品だけを取り揃えている。

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 2019年に金融庁ワーキンググループが公表した、いわゆる「老後資金2,000万円不足問題」でも、老後の資産形成のために有効かつ安心して取り組むことができる商品として、上記の2つが具体的に紹介されている。

 このことから、投資初心者向けの商品の代名詞として「iDeCo」「つみたてNISA」に興味を持つ消費者は増加している。

 実際にiDeCoの加入者は、2020年3月時点で約156万人だったのに対し、10月時点では約176万人とおよそ半年で約20万人も増加。(国民年金基金連合会・iDeCo公式サイトより)

 つみたてNISAは、2020年6月末現在の口座開設数は約244万口座。半年前の2019年12月前は約189万口座だったことから、直近半年間で約55万口座を増やしたことになる。(金融庁・NISA、ジュニアNISA利用状況調査より)
なお、つみたてNISAは、ひとり1口座のみ開設できることから、口座開設数は利用者数と置き換えることができる。

 iDeCoとつみたてNISA、いずれもスタートした初心者投資家に対して、次にお勧めしたいのは株式投資である。株式投資といっても、1度に大きな金額を投資するのではなく「単元未満株式投資」と呼ばれる投資である。

 通常、株式を購入する場合は100株単位。1株1500円の株式であれば、100株分の15万円の投資資金が必要である。一方、単元未満株式投資では、1株だけの購入で株主になることができる。

 単元未満株を購入するメリットとしては、投資資金が少なくて済むという点である。投資金額が少ないということは、発生する利益が少ないということだが、万が一損失が出た場合も被害は最小限で済む。

 また、自己資金の範囲内で無理せず単元未満株を購入し続けることで、時間の分散にもなることから、自ずとリスク分散につながる点も良い。

 注意点として、単元未満株を保有し続けていても、100株未満であれば株主優待を受けることはできない。また、株主総会での議決権がないという点も覚えておきたい。

 しかし単元未満株であっても、配当金は受け取ることができる。配当金とは、1株あたりを基準として計算されるため、例えば3株保有している場合は3株分の配当金を受け取れる。受け取りは、企業の権利確定月に応じて、年に1回あるいは2回可能だ。

 100株に満たないとはいえ、株主であることには変わりない。また、買い増しを続けることで100株に到達すれば、先々株主になることができる。

 応援したい企業や、普段の生活で馴染みのある企業など、株の選び方は様々である。少額から購入できる単元未満株式投資は、iDeCoやつみたてNISAをしている投資初心者が次に進むステップとしてお勧めしたい。(記事:大野 翠・記事一覧を見る

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