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コロナ関連の破たん764件に 3カ月連続で100件以上 東京商工リサーチ
東京商工リサーチは4日、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で破たんした国内事業者数が、累計で764件に達したと発表。9月、10月、11月と3カ月連続で100件を上回り、12月も過去最多と同水準で推移中。11月中旬頃より国内感染者数が再び拡大し、一部地域では病床のひっ迫が懸念される中、自治体は飲食店へ営業時間短縮を呼びかけている。飲食業は売上の伸びる12月に需要減少と時短要請を受け、自治体からの協力金給付を加味しても、引き続き厳しい経営環境が続く。
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東京都は5日、都内で確認されたコロナ感染者数が584人と1日当たりで過去最高だったと発表。5日までの直近1週間における1日当たり平均は452人で、増加ペースはやや緩和されたものの、前週(414人)や前々週(403人)からさらに増えた。
菅首相は4日の記者会見で、週明けにも閣議決定が予定される経済対策において、新型コロナウイルス対応を拡充すると明言。具体的には、雇用調整助成金の特例の延長や、政府系金融機関によるいわゆるゼロゼロ融資の延長である。
また、時短要請に応じた全ての飲食店に対し自治体が協力金を給付できるよう、予算を確保する。その他、外資製薬会社で開発が進むワクチンについて、安全性と有効性を最優先するとしつつも、承認されれば早く接種できるよう準備や協議を進めているとした。
新型コロナウイルスの世界における累計感染者数は、米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によれば、日本時間5日午後3時時点で6,586万人超(前週比+432万人)、死者数は151万人(同+7万人)を超えた。国別では、感染拡大の止まらない米国が1,436万人超(同+128万人)、次いでインドが957万(+27万人)となった。以下、ブラジル653万人、ロシア238万人、フランス232万人、イギリス169万人、イタリア168万人、スペイン168万人が続く。日本の累計感染者数は15万人を超え、9万3千人台の中国との差はさらに広がった。
かかる状況下、東京商工リサーチは新型コロナウイルスに関連する経営破たん事業者数が、4日14:00時点で764件に達したと発表。このうち700件が負債1,000万円以上の私的整理ないし法的整理。飲食業は132件を占める。
東京商工リサーチが4日に発表した別の調査結果によれば、2020年通年の飲食業倒産件数(負債1,000万円以上)は、これまでで最多だった2011年の800件を超えることが確実となった。政府等の支援策により4-6月は倒産件数が緩和されたものの、その後も需要は回復せず7月以降再び増加しており、12月以降は時短要請などの影響から倒産のさらなる拡大が懸念される。(記事:dailyst・記事一覧を見る)
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