国内外の注目経済指標:10月米小売売上高は6カ月連続で増加の見込み

2020年11月14日 14:22

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記事提供元:フィスコ


*14:22JST 国内外の注目経済指標:10月米小売売上高は6カ月連続で増加の見込み
11月16-20日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

■17日(火)午後10時30分発表予定
○(米)10月小売売上高-予想は前月比+0.5%
参考となる9月実績は前月比+1.9%で市場予想を上回った。自動車、衣料、外食、娯楽の伸びが目立った。10月については、6カ月連続で増加となる見込みだが、ウイルス感染の再拡大の影響で伸び率は9月実績を大幅に下回る見込み。自動車を除く数字も9月実績の+1.5%を下回ると予想される。

■18日(水)午前8時50分発表予定
○(日)10月貿易収支-予想は+2500億円
参考なる10月上中旬分の貿易収支は+2681億円で黒字幅は前年同期比+15.9%。10月上中旬の輸出入額はいずれも減少したが、輸入額の減少幅が大きかった。昨年10月の貿易収支(黒字額)は+112億円程度にとどまっており、今年10月の貿易黒字額は市場予想には届かない可能性がある。

■19日(木)日本時間20日午前0時発表予定
○(米)10月中古住宅販売件数-予想は644万戸
参考となる9月実績は654万戸。販売件数は4カ月連続で増加した。販売価格の中央値は31.18万ドルで前年同月比+14.8%。在庫物件が十分でないことから、販売価格は上昇している。10月については在庫物件の増加は小幅にとどまっていることや、販売価格が上昇していることから、販売件数はやや減少する可能性がある。

■20日(金)午前8時30分発表予定
○(日)10月全国消費者物価コア指数-予想は前年比-0.7%
参考となる9月実績は前年比-0.3%。観光需要喚起策「Go■To■トラベル」事業の影響で宿泊料が30%下落したことなどが要因。10月については宿泊料金、電気代、ガソリン価格などの低下や全般的な需要鈍化の影響を受けて、下落率は9月実績をやや上回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・16日(月):(日)7-9月期国内総生産速報値、(中)10月小売売上高、(中)10月鉱工業生産、(米)11月NY連銀製造業景気指数
・17日(火):(米)10月鉱工業生産、(米)9月企業在庫、(米)9月対米証券投資状況
・18日(水):(英)10月消費者物価指数、(米)10月住宅着工件数、(米)10月建設許可件数、(加)10月消費者物価指数
・19日(木):(豪)10月失業率、(欧)9月ユーロ圏経常収支
・20日(金):(日)10月全国消費者物価指数、(英)10月小売売上高、(加)9月小売売上高《FA》

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