オフライン決済に留まらないPayPay スーパーアプリを目指す戦略と展望に迫る

2020年11月13日 20:26

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記事提供元:アパレルウェブ

 2018年10月のリリース当初から利用ユーザー数を着実に増やしているスマートフォン決済サービスのPayPay。2020年10月時点で3,300万人を突破、使えるお店も260万カ所を超えています。(※260万カ所は、お店だけに限らずタクシーなども含めた「PayPay」への登録カ所数)さらに、使えるお店はオフラインだけには留まらず、オンライン決済にも対応。今年の9月にはECプラットフォームShopifyでも決済手段として使えるようになるため、今後はさらに多くのECサイトで利用されることが予想されます。オフライン、オンライン問わずキャッシュレス決済の主役に躍り出ようとしているPayPay。なぜここまで、多数の企業に導入され、多く人が利用しているのか?そして今後はどのようなビジョンを描いているのでしょうか?同社のオンライン営業部部長である横田 武知氏にPayPayの強みと今後の展望をお伺いしました。
 
使えるお店が260万カ所を超えるPayPay
今後はオンラインの場でも使えるように
アパレルウェブ:キャッシュレス決済は今、戦国時代と言っても過言ではないくらい、多くのサービスが存在しています。多くの決済サービスがある中でPayPayの特徴や強みはどこにあるのでしょうか。
 
横田氏:大きく分けて3点あると考えています。1つ目は圧倒的なユーザー数や加盟店数です。今年の10月は2018年にPayPayがサービスを開始してから2周年となります。実店舗での加盟店開拓から始まり、おかげ様でユーザー数は3,300万人(※)を超え、使えるお店も260万カ所(※)を超えました。ユーザー目線からすると、多くの場面で使える決済サービスであるという点は強みだと考えています。また、今年リリースをさせていただいた、オンライン決済も順調にご利用数が増えており、多くのネットショップやデジタルサービスでもご利用いただけています。

 2つ目は使いやすさです。既にお馴染みのPayPayアプリで簡単に決済いただける為、クレジットカードの様にカード番号やパスワードなどを都度ご入力いただく必要がないストレスフリーなUX(ユーザーエクスペリエンス)となっております。そして、3つ目がセキュリティ対策です。より安心してPayPayをご利用いただく為に不正利用防止対策を強化すると同時に、万が一被害にあってしまった場合の加盟店様への補償制度、ユーザーへの補償制度を整備しております。ですので、非対面でのオンライン決済においてもユーザーは安全、安心にお使いいただけます。

※10月19日時点


アパレルウェブ:PayPayは今までオフラインで使えるスマートフォン決済サービスの印象が強かったですが、9月に発表されたShopifyとの連携は非常に驚きました。
 
横田氏:今年の9月29日にShopify様にてPayPayが接続出来るようになりました。この接続は同じソフトバンクグループであるSBペイメントサービス株式会社を通し、実現しました。PayPayが使えるようになったことで、Shopify様が国内の決済手段も充実しているとユーザーに感じていただく一助になると考えております。また、PayPayは、”キャッシュレス決済”と聞いて「最も想起される決済手段」(※自社調べ)という調査結果もあり、Shopify様側からすると利用しているショップ様のニーズにも応える形でPayPayを導入していただけたものと考えています。
決済アプリの範疇には留まらず
生活の基盤になるスーパーアプリを目指すPayPay
 
アパレルウェブ:PayPayを導入したショップの実績はいかがでしょうか。
 
横田氏:詳細な数値をお出しすることは出来ませんが、PayPayは様々なキャンペーンを行っております。キャンペーン実施中は、売り上げが実施前に比べて飛躍的に増加し、キャンペーンが終了した後も、実施前以上の売り上げが維持されております。
 
アパレルウェブ:最後に今後の展望を教えてください。
 
横田氏:オンライン店舗において、プロモーションやOMO(Online Merges with Offline)を手助けし、成果を出せるツールを目指して、引き続き、オンライン店舗へのPayPay導入は強化していきます。例えば、クーポンの利用、企業間コラボレーションなども益々増やしていければと考えております。また、単なる決済アプリに留まらない「スーパーアプリ」として機能拡充も引き続き行い、ユーザーの方々に欠かせない利便性の高いサービスを今後も提供できればと考えています。


PayPayは、10月26日より開発者向けツール「PayPay for Developers」上でミニアプリに関するオープンAPIの提供を開始。スタートアップ企業の先進的な技術、斬新なアイディアとのシナジーで、ユーザーの生活をもっと豊かで便利にする「スーパーアプリ」化を促進するようなミニアプリの提供、拡充を目指している。
 
PayPay株式会社
設立:2018年6月15日
事業内容:モバイルペイメント等電子決済サービスの開発・提供
所在地(本社):〒105-6921 東京都港区虎ノ門 4-1-1 神谷町トラストタワー WeWork内
公式サイト:https://paypay.ne.jp/

※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。

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