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Apple、「iOS 14.1」「iPadOS 14.1」など各種アップデートを公開
Appleは10月20日、iOS 14.1およびiPadOS 14.1のアップデートを配信開始した。iOSやiPadOSは14.0が9月16日に、小修正の14.0.1が9月24日に配信されたばかりであるが、約1カ月のうちに中規模アップデートとして14.1が配信となったことは注目に値する。
【こちらも】AppleがWWDC 2020で発表した「iOS 14」「iPadOS 14」「macOS Big Sur」の詳細は
●iOS 14.1アップデートの詳細
報告されている各種バグの修正および機能の改善を中心にしてアップデートが行われた。
バグ関連では、とくにメールにおいてエイリアスとして指定した送信元が使用されず、意図しない送信元からメールが送信されてしまう問題や、Wi-Fiネットワークへの接続がうまくいかない場合がある問題を修正。計算機で0が表示されない問題や、「ファイル」Appにおいて企業ユーザーなどがモバイルデバイス管理(MDM管理)を行う歳の、CSP(クラウド・サービス・プバイダ)のコンテンツが利用不可と表示されてしまう問題などにも対応した。
また機能更新としては、iPhone 8以降の機種で「写真」Appを使用して、より高解像度で色域の広い10ビットHDRによる映像ファイルの再生および編集が可能になったことなどがあげられる。
なお、今回のアップデートにおけるセキュリティコンテンツに関しては、公開されたCVEエントリーは含まれていない。
●iPadOS 14.1アップデートの詳細
バグフィックスに関しては、基本的にはiOSと同様、メールがあやまった送信元から送信されてしまう問題やMDM管理の認証の問題などに対応している。
また機能更新については、12.9インチiPad Pro(第2世代)以降、11インチiPad Pro、10.5インチiPad Pro、iPad Air(第3世代)以降、およびiPad mini(第5世代)の「写真」Appで、iOSと同様、より高解像度で色域の広い10ビットHDRの編集と再生ができるようになった。
なお、こちらもiOSと同様、公開されたCVEエントリーは含まれていない。
●その他のデバイス
Apple Watchについては、10月12日にWatchシリーズ3以降を対象にしたwatchOS 7.0.2が、19日にはシリーズ3を対象にしたwatchOS 7.0.3が公開されるなど、短期間にアップデートが繰り返されている。
また、tvOSに関しては、Apple TV 4KとApple TV HDを対象にして10月5日にtvOS 14.0.2が公開されている。さらにmacOSに関しては、macOS Mojaveを対象にして10月1日にmacOS 10.14.6の追加アップデートが公開されており、9月の新製品および各種OSのメジャーアップデートについてはやくもさまざまなフォローがなされている。
とくにiOSおよびiPadOSデバイスに関しては、メールの送信元が異なるなどの大きな問題がフィックスされている。現在ネット上では大きな不具合の情報は見られないため、すみやかなアップデートが推奨される。(記事:kurishobo・記事一覧を見る)
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