「アジアファッションコレクション」NYコレクション出場の若手ブランドを選出

2020年10月19日 08:24

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記事提供元:ファッションプレス

 バンタンとパルコの協業による「アジアファッションコレクション 8th(Asia Fashion Collection 8th)」が東京・渋谷ヒカリエで2020年10月15日(木)に開催された。

■世界で活躍する若手デザイナー輩出を目指す「アジアファッションコレクション」

 「アジアファッションコレクション」は、アジアのファッション産業のさらなる発展を目指し、バンタンとパルコが共同でアジアの若手デザイナーを発掘・インキュベートするプロジェクト。審査員により選出された3ブランドは、ニューヨークでのランウェイデビューの権利が与えられる。

東京ステージでは、韓国・台湾の代表各1ブランドをゲストを迎えるとともに、計10ブランドがファッションショーを行った。その中から、冨山華緒の「カオイズム(kaoism(e))」、新國あおいの「ヨンロクサン(YONLOKSAN)」、小口大輔の「ベーシカルダイアメントカラー(BASICAL DIAMENTS COLOUR)」が選出された。

■カオイズム

 「カオイズム」は、フリルやリボン、花柄といったガーリーな要素を、遊び心たっぷりに組み合わせたデザインが印象的。ダスティピンクや朱色、淡い水色などのカラーとブラウンでまとめてレトロタッチに仕上げた。全体を通して、ボリューム感のあるシルエットを特徴とし、ティアードやパフスリーブがファンシーな世界観を演出した。

■ヨンロクサン

 「プラス ウィット」というブランドコンセプトの通り、遊びのあるディティールデザインが目を引いた「ヨンロクサン」。ハーフパンツの裾で靡くランダムヘムのレイヤーや、随所に施されたスリットなどギミックが効いたアイテムを展開した。異素材ミックスやパターンの切替えなども取り入れ、統一感とユニークな個性のバランスをみせた。

■ベーシカルダイアメントカラー

 「ベーシカルダイアメントカラー」は、モノトーンを基調に大胆なグラフィックを施し、クラシックな雰囲気とストリートの要素を融合させた。「重量」をテーマとし、ジャケットやコートなど本来“重み”を感じるアイテムを軸に、オーバーサイズのシルエットで提案。そこにあえて“軽やかさ”を出した。生地のレイヤードや細かなスリット、サイドに揺れる紐などのディティールを通してエアリーな表情が演出されている。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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