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ファーストリテ、パソナ、アダストリアなど/本日の注目個別銘柄
<9983> ファーストリテ 73430 +3010大幅続伸。前日に20年8月期決算を発表、営業利益は1493億円で前期比42.0%減となり、従来予想の1300億円を上回った。国内ユニクロ事業の好調が業績上振れの背景に。また、21年8月期は2450億円で同64.0%増と大幅増益計画としている。ほぼ市場コンセンサスと同水準で、過去最高益の19年8月期に近い水準としている。同業他社と比較した収益回復ペースの速さを評価する流れになっている。
<2168> パソナ 1994 +400ストップ高。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は72.9億円で前年同期比5.9倍と急拡大する形になっている。通期予想100億円、前期比5.5%減は据え置いているものの、進捗率は約73%に達しており、想定以上の収益拡大と捉えられている。効率運営によるBPOサービスの収益力向上で売上総利益が大幅に増加したほか、営業関連費用の削減で販売管理費も大きく減少した。
<6474> 不二越 3875 +275大幅反発。前日に第3四半期決算を発表、累計営業益は41.7億円で前年同期比60.7%の大幅減益となった。一方、通期予想は従来の35億円から58億円に上方修正、中国経済の持ち直しや自動車・建設機械分野の需要回復が背景と説明。未定としていた期末配当金は前期比50円減配の50円とした。営業益は上半期決算時に125億円から35億円にまで大幅に減額していたため、想定以上に早いタイミングでの底打ちを評価。
<5334> 日特殊陶 1940 +113大幅反発。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来計画の79億円から160億円にまで大幅上方修正、利益率の高いアフターマーケット向けの回復が収益増に貢献した。7-9月期では前年同期比増収増益に転じる形にもなっており、期待以上に早いペースでの収益回復と評価。世界的な自動車生産回復のなか、据え置きの通期予想も今後大きく上方修正されるとの期待が先行へ。
<2884> ヨシムラフード 820 -150ストップ安。前日に上半期の決算を発表、営業利益は2.5億円で前年同期比48.7%減となり、第1四半期の同0.2%減から減益率は大幅に拡大している。利益率の高い海外事業の売上が減少したことが背景。シンガポールでの部分的ロックダウン実施など、一部の海外子会社が事業活動の停止や縮小を余儀なくされたことが響いた。通期予想の9.1億円、前期比12.6%増は据え置いているものの、下振れが警戒される状況に。
<6532> ベイカレント 17420 +1780大幅続伸。前日に上半期の決算を発表、営業利益は54億円で前年同期比89.4%の大幅増益、第1四半期の同82.0%増に続き、6-8月期も高水準の収益成長が続いている。未定としていた通期予想は110億円、前期比36.8%増益の見通し。企業のデジタル技術活用のニーズはさらに広がり、高付加価値案件の増加による収益性向上を見込んでいるもよう。年間配当金も前期比25円増配となる115円を計画へ。
<6199> セラク 2395 +400ストップ高。前日に20年8月期決算を発表、営業利益は11.3億円で前期比55.9%増益、10月9日に発表した上方修正水準で着地した。一方、21年8月期は13.7億円で同20.8%増と連続大幅増益を見込む。配当金も前期の4.6円から5.6円に増配計画。業務効率化ニーズの高まりやDX化に向けた戦略的投資など企業の投資意欲は引き続き旺盛と見込んでいるもよう。期待以上の収益成長性を評価する動きに。
<2685> アダストリア 1641 +127大幅反発。前日に発表した自社株買いの実施が好感材料とされている。発行済み株式数の4.24%に当たる200万株、40億円を取得上限としており、取得期間は10月16日から21年2月26日まで。機動的な資本政策遂行や資本効率の向上を図ることを目的としている。決算発表後は株価が軟化する展開となっていたが、今後の需給改善を期待する動きが優勢に。なお、同社の自社株買いは16年10月の実施以来となる。《US》
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