地球最後の日に使われるE-6Bが2機、トランプ大統領の感染判明後に飛行

2020年10月9日 20:46

印刷

記事提供元:スラド

映画ネタになることもある「Doomsday Plane(地球最後の日の飛行機)」と呼ばれる飛行機が2日、公開されているフライトデータ上に2機登場したそうだ。これとトランプ大統領の新型コロナウイルス(COVID-19)の感染発表が数分の差しかなかったことから、ネット上では憶測が出ていたらしい(WIRED)。

この飛行機はアメリカ海軍が所有するE-6Bマーキュリーで、戦争になって地上の指令施設が破壊されても、弾道ミサイルの発射指令を空中から指示し続けることのできる司令塔となっている。

トランプ大統領が10月2日、夫人とともにCOVID-19に感染し、陽性反応が出たことで入院することとなった(すぐに病院から出てきてひんしゅくを買っているが)。その発表ツイートを行う数分前からE-6Bの飛行データが登場したという。そのタイミングから、飛行機の愛好家は大統領の感染との関係性を推測した。

曰く、この2機の飛行は「敵」に対しての抑止メッセージ、ようするに余計なことをするなよという意味で飛ばされた、というものだ。

しかし、こうした推測に対して米戦略軍メディア運用責任者は、全くの偶然だと否定した。前任の役割を持っていた空軍の「EC-135C」は、1961~1990年までの29年以上、常時飛行するる体制が取られていた。E-6BはEC-135Cのように24時間体制での飛行は取られていないが、演習は頻繁に行われているとしている。 

スラドのコメントを読む | 軍事 | アメリカ合衆国

 関連ストーリー:
コロナ陽性のトランプ大統領が退院、「コロナは大したことない」と投稿もまた運営削除 2020年10月07日
トランプ大統領夫妻、コロナ陽性を発表 2020年10月02日
WeChatが新型コロナウイルス関連の単語2000個以上を検閲へ。トロント大学調査 2020年08月31日
ドナルド・トランプ米大統領曰く、完璧な髪形のためにも規制緩和は重要 2020年07月18日
米ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン誌、トランプ大統領を再選させないよう呼びかける 2020年10月09日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事