関連記事
Microsoft、9月のWindows Updateを配信
Microsoftは9月8日、2020年9月のWindowsセキュリティ更新の配信を開始した。9月は通常であれば、半期に1度の機能更新プログラムの提供時期となるが、新型コロナウイルス流行の影響により大幅な機能更新は提供されず、Windows 10の最新バージョンは2004にとどまっている。
【こちらも】Google、9月のAndroid月例セキュリティパッチ公開 クリティカルは8件
なお、4月からセキュリティ関連のアップデートにしぼっていたが、7月のアップデートからWindows 10 バージョン1809およびWindows Server バージョン1809以降2004までの製品については、セキュリティアップデート以外の月次更新プログラムの配信が再開されている。
この機能更新プログラムについては、新型コロナ流行の状況を踏まえてIT担当者の作業を簡素化するため、月の第3週(C週)のみに限られ、いわゆる火曜リリース(B週)の更新については、セキュリティアップデートだけにとどめられている。
今回のアップデートの主な修正点としては、
・Windowsの基本操作時のセキュリティ向上
・Microsoft Office製品をWindows上で使用するときのセキュリティ向上
・マウス、キーボード、ペンなど入力デバイスのセキュリティ向上
・ファイルの保存や管理に関する修正
などがハイライトされている。
■Windows 10の各バージョンにおける機能強化と修正点
今回のセキュリティ向上プログラムには、バージョン1809以降の品質向上プログラムも含まれている。
主なものとしては、規定のプログラムを変更したときに意図しないメッセージが表示される問題や、ユーザープロキシとHTTPベースのイントラネットサーバーの脆弱性などに対応。Microsoft Store、Windows Media、Windows Shell、Windowsアプリプラットフォームやフレームワークなどのセキュリティ向上プログラムが含まれる。
また、通常のライフサイクルが終了し、延長サポートの期間に入ったWindows 10やWindows 8.1などのバージョンについてはマンスリーロールアップが提供されている。
なお今アップデートでは、Windows製品のほか、Officeなどその他のMicrosoft製品の機能更新・セキュリティアップデートも多数提供されているため、それぞれのユーザーは各自の製品使用状況にあわせた注意が必要となる。また、ESU(Extended Security Updates)サービス加入者には、製品の保証期間が完了したWindows 7などでセキュリティ更新が提供されている。(記事:kurishobo・記事一覧を見る)
スポンサードリンク